「イチゴ狩りに行きたい。お父さんに頼もうかな」



と、離婚後に次女が言ったのは、一昨年の暮れ。



毎年恒例だった、家族行事の「イチゴ狩り」は娘たちにとって楽しみな家族行事だったんだと、初めて知った。



皮肉なことに、最後の家族行事のイチゴ狩りのことは、2011年2月11日に「最後のドライブ」と言うタイトルで書いてあったわ。



本当に「最後のドライブ」だったわね。



彼女たちにとって、特別と思われる「イチゴ狩り」

父親と「行ってこーい」と言えれば良かったんだけど、もしかしてもしかして、彼女たちの特別な家族行事に、まだ傷の癒えない原因の、弁護士の彼女がひょこひょこと着いてくるかも・・と思ったら、なんか任せられなかったのよね。



「娘たちに季節を感じさせる思い出を作ってあげること」


柔らかい母を目指す私にとって、精神科医のこのアドバイスは、一番やらねばならない事なのだと思うわ。



ましてや、娘たちにとって特別なこと。



うつ病の父親と、こんな病気を持つ母親と、あと取り返しのつかない出来事があった今。



これから娘たちが、いろんな事にぶつかった時、それを乗り越えられる女性であるよう、親としてどう動いて行ったらいいか。


私の目の前の課題はそこにあるのよね。


「今」の季節を共有しあう。
楽しければ楽しいと思うほど、それが思い出になり、その思い出が愛された記憶として残り、愛された記憶は、これからの彼女たちを作る。




と言うわけで。


シングルマザーは大枚をはたいて(安いけど)、「イチゴ狩り、イチゴスイーツ食べ放題、世界遺産日光東照宮バスツアー」に行ったわよ。


初めてなのよ。
バスツアー。
この歳で。


ウフフ



朝5時代に起き、娘たちとわさわさと用意して
時間ギリギリだったので、走ってバス乗り場の上野へ

バスに乗り込み
イチゴ狩りをして、その後お昼ご飯。


そして世界遺産日光の社寺散策。

東照宮の参拝料の高さに、家族3人で切符売り場の前で呆然と立ち尽くし、話し合った結果、とりあえずおみくじをひいてみたわ。

(「眠り猫」見たかったわ。すっごく見たかったわ)

とりあえず、お金のかからないところを探し、「七福神」が祀ってある場所へ

「福よ来い来い、福よ来い」と一緒に言わされ、賑やかな体験をし。


そのあと安いからと「宝物館」へ。


土産屋をいろいろ見て、そのあとイチゴスイーツを食べまくり。


帰りのバスでは、隣の知らないおじさんと一緒にがっつり寝たわ。


後で娘たちから聞いた話だけど、行きのSAでマスクを買った娘たち。
私の隣にいた、おじさんの加齢臭が凄すぎて、思わず買ったんだとか。


なんだかやたらと勧めると思ったら。。
そうだったなんて。



バスの中にはいろんな家族がいて、人がいて、行動は一緒だったけれど、いろんなカタチの旅があったわ。



今まで車でしか出かけたことが無い、私に取ってはとっても新鮮な旅だったわね。


一昨年の「最後のドライブ」に書いたけれど、新しい私たちの「カタチ」見つけたわ。


そして彼女たちの特別な苺を、特別に出来る限りギリギリまで食べさせてあげたいと思うわね。



ちなみにこの写真の苺は、一昨年の最後の苺。
今年は夢中で食べたので、写真を撮るのを忘れたわ。


苺は毎年毎年変わらないけれど、季節が巡ってくる度に、私たちは少しずつ変わって行くのよ。


だから、毎年特別な苺なのね。



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