射程範囲35歳から65歳。
若干他の人より範囲が広い。
出来れば若いギラギラした人よりも年上がいい。

そのほかの条件はない。
相手をじっくり見てから撃つ。


この歳なので(四十を超えた)弾数は少ない。
あんまり撃った事が無いので腕も良くない。
でもって、今持っている銃はゆっくり飛ぶ。


医者から許可をもらった、準備は万端だ。


ウエザーガールズのハレルヤハリケーンって歌が私を応援してる。
「空から男が降って来る」って。

だから息を潜めて撃つ相手を待つぞ。


私の持っている銃はとっても小さくてしょぼい。
しっかり狙って撃っても、時折銃口から旗が出てくるようなしょぼさだ。


若い頃はバズーカ砲みたいなでっかいのを、持っていたような気がする。
もともと腕の良くない私は、以前「どどーん」と撃って、その衝撃で気絶している間に、相手に小さい銃で「バーン」と撃たれてしまった経験から、それからでっかい派手な銃は持たないようにした。


うっかり相手に撃たれたら大変だ。
こっちが泣いたり笑ったり怒ったり、完全に負ける。



もうこの歳でそれは出来ない。
これからはぜひとも大人の恋愛がしたい。


そういえば、女性には恋愛に上書き機能があると聞いた。
男性には無いそうだ。
ああだから男は別れてから、別れた相手とロマンスが始まるっていうのもそういうことなのか。


恋愛したいしたいと言っても、この歳までで男性の小さいところを散々見たわ。
今までの経験からオトコの小ささは別れ際で全部見れるような気がする。


男の人って守るって事に準備や段階が必要で、突然何かを守らなきゃいけない状況になった時「よっしゃ、守ったる」となるのは大抵の場合は女性だ。


オトコも結婚して守るものが出来たら、また大変だ。
今度は家庭で自分の立場を守らなくてはならないよ。


ま、そんなことはどうでもいいのよね。もう。


男女の関係を鍵穴と鍵で例えた人がいたけど、今まで合わない鍵でがんばった。オンナ絞り出してたわ。


好きな人が出来たら、そんなもの溢れて来るのに。

「いい人だから」で付き合うのはもうやめよう。


今度は私の鍵穴にあう鍵を探して、そして鍵が開いたとき、私の内側から溢れ出すオンナを出してやるわよ。


この歳からはきちんと鍵が開く、私に合う鍵を探そう。
だけど私が持ってる弾数は少ないから、間違いはきかない、撃つ前にきちんと狙わねば。




射程範囲35歳から65歳。
そのほかの条件はない。



空から男が降ってくる
ハレルヤ男たちが降ってくる
ありとあらゆる男たち
ノッポ ブロンド 色黒 十人並み
荒くれ タフガイ 強い男 スリムな男

母なる自然に祝福を
彼女もシングルマザーよ



よし、準備は万端だ。