私の父は短歌が趣味だ。

いつも電子辞書と、短歌の本と紙とペンを持って、いつも歌を詠んでいる。



私は短歌を詠んでも、意味がさっぱり分からず、父に聞いてもまたさっぱり分からない。

短歌は奥が深いよ。


父と短歌の話が出来るようになったのは最近
それまで、私と父は会えば話せばいつもケンカばかり。


父はいつも怒鳴ってばかりで大嫌いだった。


男性と言えば怒鳴る。
男性はそんなイメージ。


最近


父とゆっくり話をするようになり


父が
いつもどう思っているのか
いつも何を感じているのか


そんな事を感じるようになって



昔からある、私の中の黒い黒い
しこりみたいな
塊みたいなものが

どんどんほぐれて行くのがわかった。


今まで

父とは正反対のタイプの男性と付き合う事によって、父の存在を否定しようとしていたような気がするなぁ。



とにかく思った事を言わなきゃ気が済まない父と、私も同じ血が流れているのよ。



嫌だけど
仕方あるまい



血なのだから。




小さい頃は仕事をしている父の横で遊ぶのが、大好きだった私。


父は大工だったので、木の香りを嗅ぐと父を思い出す。


これからは
木の香りを嗅いで



ほぐれてほぐれて
新たに父を感じて


いつかきちんと


父の歌を詠めるようになるといいなぁ。