うちの娘です。

「さそり座のおんな」



彼女を取り上げた先生は、ちょっとオカマ風な先生でした。

定期検診の時

「ベイビーちゃん、とっても元気よ~」

と私の脚をなでながら、細身で広すぎるおでこをキラッとさせて、体をしなっとする姿はまさに女子でした。


産まれる時

予定日よりも2週間早く陣痛が来たので、慌てて病院へ

2週間早いし、赤ちゃんも大きいからまだでしょう。
とわたしも看護婦さんもみんな思っていました。

陣痛は激しく増し、子宮口は全開
なかなか下に降りてこない赤ちゃんを先生は

「破膜しましょうね~」

とベリッとやった先生。

もー、ほんと痛かった。

ほんとにベリッといったの!
私の秘めた部分がベリッと!

12年経っても、あの感触は忘れないよ!

でも2週間早いし、赤ちゃんが大きいので、まだだろうとみんな思い、陣痛室の横のベッドに寝かされるわたし。

「痛くなったら言って下さいねー」
と言って、私の横のナースステーションで談笑している看護婦さん。

誰もが
「まだだろう」

と思っていたのですが

あれよあれよと痛くなり

「まだだろう」
と思っている自分もいたので、しばらく我慢。

そのうちに、痛いと言う言葉が出なくなり
困った私は、壁をばんばんと叩きました。

その時のんびり談笑していた看護婦さんが、
どどどどどど・・
とやってきて。

あれよあれよという間に分娩台へ

先生も慌ててやってきます。

様々な出産への準備が間に合わず

勢いよく頭が出た娘

本当に間に合わず

看護婦さんのナースキャップも、分娩台の天井も、先生の広いおでこにも、恐怖な感じのシミが出来てしまいました。

スプラッタものでした。


そんな急な展開にぐったりなのに

「写真撮りますよー」

と言われ、パチリ。

産後の女性はきれいだと言うけれど、あれは嘘だよ!
産後の女性はぐったりだ!

そんな派手に産まれて来た娘、さそり座の季節に誕生!


その後はまたぼちぼち書きます。