かめいどらぼ2011公演

「マクベスの妻と呼ばれた女」

無事終わりました。


ああ、終わった。



この複雑な気持ち。
どう書いていいのかわからず。
たぶんこれからひとつひとつ書きたいので、まず、大きな感想をひとつ。



稽古の時からの感想は、演出家がとっても大事な話をわかりやすい言葉で、ずっと稽古していたのをちょろちょろ観ていたわたし。



服ばかり縫っていたので、芝居自体は本番直前しか見れませんでしたがその時、演出家の声がほとんど落ちていないように感じました。


変に結束の強い女中、孤立するマクベスの妻、他「自分」ばかりの役者たち。
もちろん、いい人もたくさんいましたけれど、これらをまとめる人もいなくて、みんな変な方向で自分を追い詰めているように見えました。


そんな中、ボランティアスタッフ。
役のためにせっせと衣装や小道具を作ります。


不器用なのにせっせと作ります。


ちょっと間違えると

「ああっ、マクダフごめんね」
と言いながら、ある女の子はやっていました。


服を縫いながら、ちょっとした役者の悪口や家庭の事を話しては

「女中シーンをリアルで出来るのはうれしいねぇ」

といいながら、みんなやっていました。

今回のボランティアはかなり優秀。

ふんっ。


髪型も自称プロ女優に対して

「役のイメージじゃない」

と言って、衣装のリーダーは役者に変えさせたのよ。

すげぇ


本当に本当に優秀なスタッフと一緒に、仕事が出来てとても幸せでした。



公演後の打ち上げの時。


演出家はみんなの前で


「オーディションに落ちたのにもかかわらず、ボランティアで来てくれた人たちはすごい。今回は役で落ちたけれど、別だったら採用していました」

と言われました。


本当に。
みんななるべくしてなったんだなぁと。


その後演出家は酔っぱらいになり、さらにぶちまけます。


「演出家というものは刺激に弱くて、オーディションの応募でワークショップメンバーより、新しく応募した人の方を、実は採用したかったけれど、そう思ってしまうのは反差別になってしまうので、ワークショップメンバーを採用しました」と。



わたしには意味がよくわかりません。

何のためのオーディションなんだ?
と、思っていたら。


あとから話す機会があって。



「実はノブの事を応募の段階で気になっていて、オーディションでも気になっていた」と。



うへぇぇぇ。



今回、ボランティアで参加させてもらえて、芝居を作ると言う意味では本当に勉強になったわたし。
あの本気の衣装作りに、参加させてもらえて幸せだったと思うわたし。
「自己表現」したいから、芝居をしたいとは思っておらず。
あの細かい演出に今のわたしにはついて行けないのは、十分わかったので落ちてよかったと本気で思うわたし。


で、相手が酔っぱらっているのをいいことに。



「あの本番までの役者たちを見て、いくら素人とは言え、芝居を作るってそういう事じゃないだろ!と思った」
とプロの演出家にムキになって言ったわたし。



「本気で遊びたい」と言うあっつい彼女に
「どうせやるんだったら、ガチでやりたいですねぇ」
と上から目線で言ってしまい。


なぜかアドレスを聞かれ。


もし一緒にやることがあったら、彼女の遊びに付き合うのでは無く、わたしの遊びに付き合ってもらおう!

と言う気持ちで取り組む覚悟が無いなら、オーディションを受けるのをやめようと、自らハードルをあげてしまった自分はちょっと好きなのでした。


でも認められた感じはうれしいなぁ。


幸せな時間をありがとう。

ガチな演出家。
ガチなみんな。

ばんざーい!