「コトリ」

「子獲り」

です。
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このひょろひょろした男性。
白い袋の中に子どもを入れて、「ニヤリ」とするそうです。


娘が小さい頃、言うこと聞かないと「コトリがくるぞー」とよく脅しました(笑)


たくさんたくさん怒ったけれど、娘たちは怒られた事を忘れ、今ではこのコトリだけ覚えているようです。


長女が2歳の頃、彼女はとても活発でやんちゃでした。

ゴーゴー(車輪の付いた乗り物のおもちゃ)暴走族で、「おかーさーん!」とすごい勢いでこっちに来ては、私の寸前になって「ぴたっ」と止まり、ゆっくりベースの友達をよく泣かしていました。

挨拶代わりに友達を殴り。
泣く子がいれば、必ずその横には娘がいました。


すごーくすごーく、長女に怒っていたのを覚えています。
その頃、二人目の子を妊娠していたのもあり、その怒りかたは半端じゃなかったような気がします。


二人目が産まれて。。。


2人目が生まれた時の上の子の気持ちは、夫婦関係に例えると、夫が妻と仲良く過ごしていて、いきなり「今日からこの人とも一緒に住むから」と夫が女の人を、連れて来た時の妻の気持ちと一緒なんだそうです。

それは大変!

とにかく長女の気持ちを優先しました。


産まれたばかりの赤ちゃんが、お腹すかせて大泣きしても、長女を抱っこします。

「やだー、ミルクあげないでー」

と横で大泣きの赤ちゃんを横目に、長女を抱っこし続けます。


「赤ちゃん泣いてるよー、そろそろミルクあげようよー」
「やだー」

の繰り返し


結局根負けしてミルクをあげるのですが、ミルクをなかなかもらえなかった次女は、今ではとっても食いしん坊です。


こんな事を繰り返しても。と思ったので、「小さい子はなにも知らないんだから、いろいろ見てあげないとね、一緒に見ようね」と呪文のように唱えます。なので後に私だけがとても楽になるのですが。


ある日
長女の体操教室の時

長女は初めての所や、慣れない環境の所ではいつも腰に手をあてていたのですが、緊張が行き過ぎて腰にあてた手がどんどん上に上がり、脇に手をあてるようになります。

当時の彼女の写真はすべて両脇に手をあてています。
いつも不安だったようです。

その姿を見ると私もとても心配で不安でした。


その後、幼稚園に行き、小学校に通い、中学校に通い、今ではすっかりお姉さんになりました。



幼稚園に通い始めた頃から、子どもだけでいろんな所へ行かせました。
今では私の知らない彼女だけの社会があります。

呪文がまだまだ効いているようで、今では小さい子達に慕われているようです。

ぼんやりしているからか、何も考えてないからか、彼女はよく道に迷います。
そりゃもう、びっくりするくらい遠い所から、夜遅くに帰って来たときはほんとに心配しました。

迷って不安になっている娘を思うと、脇に手をあてる娘の小さい頃を思い出します。

でも大丈夫です。
ちゃんと帰ってきてます。


迷うたび、自信をつけて。



この間、娘にコトリのたねあかしをしました。

実はこのコトリ。

連れて帰っては、楽しく遊んでくれる。いい人だそうです。
連れられた子どもは、なぜかみな行方不明だそうです。

連れられた子ども達は、コトリにたくさん遊んで貰ったので、まだまだ楽しくてどこかで遊んでるんじゃないかと思うのでした。


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