【追記多々ありますお願い
 
紋様に関するドキュメンタリー映画
フィシスの波文、とペアだと思う
 
何故なら
紋様↔布(衣)
深い親和性、関係性
そして、物語があるから
 
 
ドキュメンタリー映画
「旅するかしの木〜倭文しづり」
 
フィシスの波文&本日の映画も
ご参加くださった方、ありがとうございました!
 

冨永愛さんのナレーションもしっくりくる

今後も各地で公開だと思うので

気になる方、チェケラを!

 

 
監督の深みのミニトーク
そして、映画に出てきた
 
パプア・ニューギニアのカジの木からの布
日本のカジの木の布たち
を触らせていただいた
 
この鱗紋、魔除けとのことで
綿密に織られてて、すごい!!
(少し先の画像:色付の布)
 
職人さんたちの手業が
気の遠くなるように素晴らしく
 
この映画には出てこないメキシコでも
古代から女性が機織りしていて
古代世界が一つの世界だった
とも言われる所以が、本当に分かる
 
古代だから今より劣る、ではなく
航海技術も目を見張るものだったんだな
 
今の物質優位の極みとなった社会よりも
もーっと軽やかな精神優位の世界だった
のが非常に古代遺物を辿ると分かる
 
 
個人的には
またまた京都の帯匠
山口源兵衛さんと会い
(とはいえ、リアルにお会いしたことないが
2年の間予期せず、ご登場するので驚くw
ご降臨かしら)
 
 
布…そして衣
 
布の霊力
布による人の蘇り
阿波忌部 (阿波忌部研究の林先生も出演)
大麻(おおあさ)
荒妙(あらたえ) (三木家当主も出演)
しづり
 
十種の神宝=布留御魂(以下の図)
という布が付されていて
ニギハヤヒが所持していた
 
この宝にある「比礼」の布も然りで
 
 
 
布が
人の持つ見えない力を補強してくれ
人と一体化
常に身を布に包むことで、護られた
 
しづりで織った比礼をかけて説明する北村監督
 
鱗の文様が織り込まれた(めっちゃ細かくてさわさわ凹凸を感じた)
鱗文様もまた△を三つ合わせて大三角△になる神紋がある
コチラの△は、魔除けとのこと
 
 
 
まあ、もう内容が濃くて濃くて
 
星の神で、悪神とされて
香香背男(かがせお)は、女性だった
と監督は解釈されてた(大甕神社に祀られている甕=母胎とのこと)
 
個人的には、香香背男は決して
悪神では全くなくて
 
どの視点から見るかにより姿かたちが
反転となるから
そして、ある種
勝者の歴史でもあるから
 
蛇足だけど、香香背男
尾張国へも連なるのです星
 
 
海洋民族は、金星をはじめとする
北辰信仰とか
 
星を目印に航海し
自然に星信仰となった
 
海洋民族は、古代からもちろん?いて
一説によると現在の日本を起点としてたとか
日本にも、海洋民族が流れ存在していて
 
海人氏(あまべうじ)や
阿波忌部もそうだったとか…
安曇氏も阿波がおおもとのようで
 
ニギハヤヒ(徐福とも)が伴った御一行に
布と祭祀の祖神もご乗船
(巨石で飛んできたからなw)
 
 
ちなみに、長野県の諏訪大社の
「元社」が阿波にあって
だからカジの木が諏訪大社の神紋って
ごく自然なことだと思うのでした
 
 
阿波のイズモという土地とか
ご感心ある方は阿波忌部研究者の
林博章さんの動画ご著書を参照ください
 
 
映画に出てくる
パプア・ニューギニアは、三内丸山遺跡を
彷彿する村の配置と
アクセサリーとか飾り立てて
布への霊力、精霊が宿り
踊り祈る…縄文が現代にも生きているんだね!
 
遺跡に描かれた朱色の紋様も
印象深くて 
 
水銀が古代、不老不死の仙薬とされ
朱色の砂辰が墓に塗り込められた
阿波でも採掘できたそうだ
 
 
タローさんの
芸術は呪術である
が身に染み入る
 
しづり=白、それも艶のある真っ白で
パーソナルカラーウィンターに合うな
なんて思うのでした(笑)
筆者ウィンターですw
 
白の衣服史を紐解いても
白色と祭礼、祭祀は密接
 
茨城と徳島へ、是非是非参上したい