筆者のインプットしたことを

独断と偏愛、で

当ブログは書いております

 

 

阿波忌部について綴る前に

阿波国=徳島県についてご紹介

 

 

阿波は、「粟」から由来する程に

農業・食に所縁の深い土地である

 

女性神である

大宜都比売(オオゲツヒメ)=阿波咩命(アワヒメ)の国とされていて

この点は、古事記のみ記載がある

 

大宜都比売は、素戔嗚(スサノオ)に食べ物を与えるため

自身の身体から、

身体から出た食物を与えられた

なのに、身体から出したものを食べさせたことに

激怒した素戔嗚に殺される

 

”殺された”女神の

頭から蚕

目から稲

耳から粟が

鼻から小豆が

陰部から麦

尻から大豆

が出てきた(創造された)

というシュールな描写

 

これは、地母神神話

ひいては、豊穣の女神でもあると言える

死を以て、より豊かな世界を創造する

という役割を持っているから

 

死=終焉

ではなく、終わりの始まりというのも

永遠性をも示しているのでは?

 

 

大宜都比売は

穀物神(食および農業神)でもあるが

養蚕の神でもある点も、注目するポイントだと思う

 

古事記では

月読神(ツキヨミノカミ)が保食神(ウケモチノカミ)を殺すエピソードとなっている

 

 

 

個人的に、ファッションや布に興味を持っているからというのもあるが

それはさて置いても

 

明治時代、蚕で日本の産業をあげたっていう国産業なのだから

 

今でも日本の布地は、とても技術が細やかで高品質

ただ、継ぐ人がいなかったり織れる方が高齢化

国産で高額で、まだまだ多量多産アパレルから敬遠

その中でも、近年「布地の産地」が見直されつつある

(筆者の地元、愛知県の尾州織も然り)

 

世界遺産になった群馬県の富岡製糸場のみならず

代々皇后が日本産のお蚕様を大切に育てられているのも然り

=女性がという点も、非常に注目すべき

 

 

あ、ついつい熱くなる布の話題

布については別途綴ります!

 

 

蛇足ながら

大宜都比売は

豊宇気比売(トヨウケヒメ)豊受大神(トヨウケノオオカミ)とも呼ばれるが

同一神であり【役職名】として

または地域や祀られている神社によって、呼び名が微妙に変えられている

これ以上のことは、ここでは触れない

 

 

阿波で大宜都比売を祀られているのが

上一宮大粟神社

”大宜都比売”を主祭神として祀られているのがココだけ、とか

 

 

神社は、国内多数古きも新しきもあるけれど

平安時代に編纂された『延喜式』神名帳に掲載されている神社

=式内社とされているところが正統というか、信頼できるようです

 

何故なら、後から神社を建立できるし

何かの組織に入って、認可されれば(神社本庁)

あぁ「神社」なのね、ってなるから→書き方

※微妙な気持ちになるけれど、実際昔からこうやって建立されたとこ

あるんだろうなーと

何らかの理由で

神社本庁から脱退したところ、とかあるみたいね

 

宗教も組織かーぃって個人的には思うけれど

それ以上、ここではツッコミしませんw

物質的な地球では、諸事情もありますしね

 

 

阿波国、徳島県の神社って実際には

まだ行ったことがないのだけれど

 

youtube等々見ていると

全くもって観光地化されていない、というか

 

とっても質素で、原始的というか

そんな雰囲気のところが多い印象

 

観光地化されていない=そこをフォーカスされていない

 

だから

 

大勢多数が行かない、大金投じてないから

知られていないから

遥か古からのエッセンスが

曲がらず存在しているような

 

知る人ぞ知る、そして

地元の方が地道に昔から守ってきた感じがする

 

もちろん煌びやかさや観光地化が悪いとかではなくて

 

話を戻すと

 

そんな阿波へ

 

海洋民族でもある忌部氏は、海外(大陸)から

阿波へ流入開拓し、阿波忌部となった

 

古代、渡来した人々といえば

秦氏や物部氏も渡って来ているが

忌部氏と関わりがあるようで、見逃せない

 

...と長くなったので

また、次回に!