東京医科大の入試で、女性の入学者が3割程度になるように点数調整が行われていたらしい。
別にいいと思う。
彼ら、彼女らだって闇雲にそうしたわけじゃない。
子供が生まれるから離職したい、休みたい、子育てが大変だから融通を聞かせて欲しい、あるいは融通の利くところに異動させてほしい。旦那の転勤で辞めたい…
現場に穴が開くとしわ寄せがくる、疲弊する。かつての経験からそうなったのだ。そうしたのも女性だったということ。
システムが悪い。理解をしてくれないのが悪い。
そんな話じゃない。医者は目の前の命の為に仕事をしている。現場の医師にとって、「今この瞬間」が一番重要な仕事だと思う。
一般社会でもそういう瞬間はおおいにあるが、医者は24時間365日だ。自分のことより現場のことを少しでも優先させることが出来るであろう人を優位に見て何が悪い?
自分が又は自分の親や子供や旦那やそのほか家族が入院して、不安で心配で、苦しい時に、担当になった医者が、子供のお迎えがあるので帰ります。と言われたらどう思うだろうか。
医学部入学できるかどうかで医者になれるかどうかが決まる。
言わば、入社試験のようなもの。入社試験は、性別なんて一番大きな特性は良くも悪くも普通に加味される。
お互いの特徴を最大限に生かして、社会を良くする。そもそも仕事ってそういうものでしょ。
しかも、社会に出てから思うのは、勉強ができるからって仕事が出来るわけじゃない。これは常識。
女には幸せなことに選択肢がたくさんある。社会のことを考えて冷静に「譲る」ことも必要だと思う。
もちろん、逆もしかり。