前、山登りをやっている人が言っていました。
「自分の圧倒的無力さ、小ささを感じる為に山に登る」
って。
理由ってなくっても良いけど、最初はないのかも知れないけれど、
きっと彼らは山に登り続けたことで、
こんな感覚を持つことが出来ているんだと、羨ましく思った。
人は先に理由を求めるけれど、
時に自分に従い、自分を信じて、自分を自分に委ねることが
ヒトらしく生きることなのかと思う。
ヒトだって、最終的には死ぬのに、なんで生きるのかって。
圧倒的な弱さや、孤独を感じる為なのかもしれない。
それを感じるということ、その中で強く立ち、進むということが、
生きることそのものなのだね。