みなさま、こんにちは。
雨の水曜日となりましたね。
先週末から少し暖かくなっていますが、明日よりまた冬が戻ってくるようですね。
急な気温の変化による体調変化に気をつけないと、ですね。
今日は最近読んだ本の中でなるほどなぁ!と思える内容があったので、少しご紹介を。
読んだ本は、ダイエット本でも何でもなく、マンガです。(笑)
佐野未央子さんが書いている「日日べんとう
」という本。
主人公の「食べること」に対する姿勢がすごーく真摯で、読んでいると「気持ち良い食事」がしたいなぁと思わせてくれる本です。
主人公は、孤児院でもあった禅寺で幼少期を過ごしています。
その禅寺に住んでいた一番年上のさっちんはいつも年下のみんなを優先させて自分のことを主張することはありません。
さっちんの入学祝いにと、差し入れでくれたケーキを和尚さんが「好きなのを選らんでいいよ」とさっちんに声を掛けると、さっちんは「私はどれでも・・・」と、いつものように小さい子達を優先しようとします。
その時、和尚さんはさっちんにこう話しました。
「どれでもはいかん。欲しくないなら『いりません』だよ。『いりません』じゃないなら遠慮など無用。『身心一如』欲を捨てることと、自分を殺すことは違う」
和尚さんにそう言われたさっちんは苺のショートケーキ争奪戦じゃんけんに参戦。
結局さっちんはじゃんけんに敗れて、主人公が勝つのですが、
「いつも見ててくれてありがとう。これはさっちんにあげるね」
と、言ってさっちんに勝ち取ったケーキをあげるのです。
さっちんは「苺が大好き、苺のケーキ美味しいね」と言って苺のケーキを食べました。
このエピソードの中にある、和尚さんの言葉が本当に的を突いているなーと思うのです。
「欲を捨てる」と「自分を殺す」は違う、ということ。
ダイエット=「我慢が必要」と感じている人は多いのではないでしょうか?
この場合の「我慢」というのは「欲求を押し込める」=「自分を殺す」、ということです。
本当にダイエットに我慢は必要なのでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
私の答えはノーです。
欲を殺している間は自分を殺し続けるということ。
これって途方もないストレスです。
こんなのずっと続けてられますか?
できませんよね。
だから我慢を強いるダイエットは続かないのです。
ダイエットに必要なのは「我を殺す」ではなく、「欲を捨てる」方なのです。
我慢でなく、欲を湧かさなくさせる、という工夫が必要なのです。
なので、ダイエット中に考えることは、「我慢をし続ける方法」ではなく、「欲を湧かさない方法」です。
甘いものを我慢するには?ではなく、甘いものを食べずにすむようにするには?
たくさん食べたいのを我慢するには?ではなく、食べなくて済む方法は何か?
言葉遊びのようにも見えるかもしれませんが、考え方の出発点が違うのです。
ストレスありきで考えるか、ストレスを湧かさないことを考えるか。
違いますよね。
自分のしているダイエットに、我慢を感じている方。
考え方の出発点を少し変えてみませんか?
そうすれば、続けていく方法は、きっと自分の中から出てきますよ。
自分を殺さず、前向きに考えていきましょう。