今日の晩御飯の途中で、お向かいのご主人から差入れ?
太刀魚(タチウオ)である、ちょっと小ぶりだが脂がのってるんだろう。
この前には、大きなヤズをもらったが、さばきさばききれないので息子に頼んだ。![]()
刺身が美味しかった。
今日は太刀魚、2匹。
私には、太刀魚の思い出は2つある。
一つは、40歳ぐらいの時、「ヤーさん」という癖のある先輩がいた。
今治から単身勤務の、柳原さん。![]()
酒が好きで、「おい、今晩行くぞ」と仕事中から言ってくる。
行くと夜中まで帰らない、そして最後は道後のちょっと粋なママのいる小料理の店に行く。![]()
ここにたどり着くのは、3軒か4軒目の飲み屋になる。
昔は、はしご酒が当たり前であったが、今は薄っぺらい付き合いのように見えるがこれもご時世だろう。
ここの小料理で出される、「太刀魚の刺身」これが絶品であった。
いつもあるとは限らない、私が行くとわかっていると用意をしてくれていた。![]()
短冊に切った刺身に切り目を入れて心憎い盛り付けで旨かった。
と言っても、この夜中の時間では味は定かでない。
しかし、支払いはしたことがない。![]()
先輩のおごりである、「おかしな関係じゃろが」と聞くとニヤニヤ。
昔はそんな豪快な先輩が、人間がたくさんいた。
飲んでも、遊んでも面白かった。
その店はもうない、そんな先輩も、もういない。![]()
そのころは、設計の仕事をしていて、若草町の「歌舞伎荘」という旅館の部屋を借りて、会社で仕事をしてはいけない時間になると、そこに駆け込み朝まで仕事をした。
その「歌舞伎荘」も今はない。![]()
二つ目は、悲しい話である。![]()
二十数年前になるが、勤務先の仲のいい同級生が「今晩、今出(いまずと言う場所)の材木置き場に行ってみる」と言いだした。
理由は、「波止から太刀魚がどれぐらい釣れているか探ってくる。」と言うのである。![]()
12月26日年末の寒い日、その晩に海に落ちて亡くなった。
夜、クーラーをもって材木置き場を見て歩いたそうで、一緒に行った友達が話してくれた。![]()
私は、あれから、魚釣りをさせてもらえない。![]()
昼間でも、行かせてくれない。
我が家の姫は、魚をあまり食べなくなった。![]()
今日いただいた太刀魚は夜の間にさばき、冷蔵庫に入れて明日焼いて食べようと思うが、たぶん姫は食べないだろう。![]()
姫は「上手にできたね」というが ・・・ 私一人では食べきれない。
そうだ、息子にやろう。![]()
町内会の人で、夜釣りに行くときは十分気を付けて楽しんでください。
そして、さばききれなくなったら、一言声をかけてください。![]()
ご協力します ![]()