毎年のことであるが、今年も、「もちの木」に百舌鳥がやってきた。
もちの木の実が熟れたころ、百舌鳥はやってくる。
赤くなった実を食べ、木の回りに糞をする。

我が家の庭だけならいいのだが、道にもお構いなしである。
庭には、黒い糞が、ガレージの屋根、植木の葉っぱに、いっぱいある。
庭にこびりついた糞は、削り取らないと取れない。
赤い実が、ほぼなくなるまで、やってきて「キーン」と言って飛び去る。

近所のもちの木には、やってこない。
本来、百舌鳥は肉食者であるから植物質の餌はほとんど摂らない。冬はわずかに木の実や種子を食べることはあるらしいが、それは例外に近いケースである。
百舌鳥の嘴の先は鍵のように曲り、鋭くとがって、小型ながらタカそっくりである。小鳥の中にありながら、猛禽の威厳をもちあわせているのも、この嘴と、大きく鋭い目付きのせいである。つかまえて咬まれると出血するほどこの嘴は威力がある。また、いったん喰いつくと、執拗に食いさがり、なかなか離さない。
秋から冬にかけて捕えた獲物を、鉄条網や木の刺、小枝に串刺しにしておく早贄(はやにえ)の習性があることや、 他の鳥の鳴きまねが上手いことでよく知られている。はやにえの習性からも判る様に、小さなカエルなどの動物や昆虫を捕らえて 餌とするが、これらが少なくなる冬の間は、木の実も食するらしい。
しかし、木の実を食べて、糞をする百舌鳥も、その糞からは、春には、もちの木の新芽が出る。
この新芽を、小鉢に植え替えて、まわりの苔を配し、盆栽(石木花)に仕上げる、楽しみを与えてくれる。
自然界の楽しさでもある。
腹が立つやら、うれしいやら!
もちの木の実が熟れたころ、百舌鳥はやってくる。
赤くなった実を食べ、木の回りに糞をする。

我が家の庭だけならいいのだが、道にもお構いなしである。
庭には、黒い糞が、ガレージの屋根、植木の葉っぱに、いっぱいある。
庭にこびりついた糞は、削り取らないと取れない。

赤い実が、ほぼなくなるまで、やってきて「キーン」と言って飛び去る。
近所のもちの木には、やってこない。
本来、百舌鳥は肉食者であるから植物質の餌はほとんど摂らない。冬はわずかに木の実や種子を食べることはあるらしいが、それは例外に近いケースである。
百舌鳥の嘴の先は鍵のように曲り、鋭くとがって、小型ながらタカそっくりである。小鳥の中にありながら、猛禽の威厳をもちあわせているのも、この嘴と、大きく鋭い目付きのせいである。つかまえて咬まれると出血するほどこの嘴は威力がある。また、いったん喰いつくと、執拗に食いさがり、なかなか離さない。

秋から冬にかけて捕えた獲物を、鉄条網や木の刺、小枝に串刺しにしておく早贄(はやにえ)の習性があることや、 他の鳥の鳴きまねが上手いことでよく知られている。はやにえの習性からも判る様に、小さなカエルなどの動物や昆虫を捕らえて 餌とするが、これらが少なくなる冬の間は、木の実も食するらしい。

しかし、木の実を食べて、糞をする百舌鳥も、その糞からは、春には、もちの木の新芽が出る。
この新芽を、小鉢に植え替えて、まわりの苔を配し、盆栽(石木花)に仕上げる、楽しみを与えてくれる。
自然界の楽しさでもある。
腹が立つやら、うれしいやら!
