「君たちに憎しみという贈り物はあげない」――。 
パリ同時多発テロで妻を亡くした仏人ジャーナリストが、テロリストに向けてつづったフェイスブック上の文章に、共感が広がっている。
パリ在住の仏人映画ジャーナリスト、アントワーヌ・レリスさんは、13日夜にテロで妻エレンさん(35)を失った。 

「金曜の夜、最愛の人を奪われたが、君たちを憎むつもりはない」という書き出しで始まる文章は、妻の遺体と対面した直後に書いた。
   
   
  
 
  
「君たちの望み通りに怒りで応じることは、君たちと同じ無知に屈したことになる」と憎しみを否定。 
「君たちの負けだ。(略)幼い息子の幸せで自由な日常が君たちを辱めるだろう。彼の憎しみを勝ち取ることもないのだから」と、1歳半の息子と2人で普段通りに暮らし続けることを宣言している。 


 文章は19日現在、フェイスブック上で20万回以上共有され、「あなたの言葉は武力よりも強い」などと多くのメッセージが寄せられている。 

卑劣、残虐なテロ集団は、殺してやりたいほど憎いだろう。
しかし、憎しみだけでは、普段通りに生活できなくなる。
息子には、憎しみを抱かず世界に目を見開いて生きていってほしい、という。

心に響く、平和へのメッセージである。