じいちゃんが亡くなった

というメールが昨夜、日付的には今日の午前3時過ぎに母から来た。

 

祖父母が育ての親だった期間もあるし、物心ついた頃にいっぱい甘やかされて育ったんだけど、それだけじゃなく、特に祖父は自分に対して色々な影響を残してくれた。

性格も似ている部分が多いと思うし、クラシック音楽が好きなところ、理数よりは文学方面に強いところなども似ていると思う。

 

あとは、いわゆる"国語"系の教科では人並み以上の能力を発揮できたのも、幼少期の祖父からの読み聞かせや会話から自然と学んだ素養があると思う。小さい頃から、子供が使わないような語彙を知り得ていたり、敬語を使う事に何ら苦労しなかったりした事も、きっとこういうところからきているのかな・・・なんて思ってる。

 

"父親不在"(たぶん生きてるけどw)の環境で育ったから、ある意味、父のような存在でもあったと思うし、人生において尊敬する人物を挙げるとすれば、迷い無く、祖父を挙げる。

 

さて、という事で急遽、明日から帰省する事とした。

夏季休暇は来週取る予定だったけど、明日からに急遽変更させてもらった。

今の職場の方々に事情を話すと、「仕事の事は気にしなくて良いから!」「来週いっぱいまで休んだら?」等と優しく気を遣って下さる方が多くて大変嬉しかった。

とはいえ、来週いっぱい休むと仕事が不安なので、来週半ばまでにした。

 

俺自身も法事の経験って殆ど無いので勝手作法が分からないし、取り仕切る祖母と母も特別詳しいわけじゃないだろうから、色々大変だと思っている。金銭面での援助はできないけど、人手として少なからず助けになれれば良いかな、と思う。

 

この時期なので、明日の飛行機は全て満席。仕方なく、新幹線で帰る事にした。

博多まで5時間・・・とりあえず指定席は確保したが、もう少しお金を払ってグリーン席にした方が身体の為には良いかもなぁ・・・。

 

まぁ、人が亡くなるというのは決して嬉しい事では無いけれども、聡明な祖父が痴呆になって、食事も自力で取れなくなり、病院で寝たきりになっている現状は正直、目にするのが辛かった。

長生きするのは素晴らしい事だけれども、92歳、ここまで生き様を残してくれたのだから、あとは安らかに過ごして欲しい。