解凍ソフトの多くは、圧縮ファイルを解凍、または展開するために用いられるだけでなく、ファイルを圧縮する事にも用いる事が出来ます。
以前紹介した「Lhaplus」(ラプラス)や「7-Zip」(セブンジップ)という解凍ソフトでもファイルを圧縮する機能が備わっています。
ファイルを圧縮するメリットは2つあって、1つはファイル容量を小さくする事が出来るという点で、もう1つはファイルを暗号化する事が出来るという点です。
近頃は、パソコンで扱うファイルの容量も多くなってきているので、ストレージとしてのクラウドサービスなども多くなっていますが、クラウドにアップする際には、ファイル容量に制限があったり、暗号化されていないとファイルの中身を誰かに見られてしまう心配があります。
ですので、クラウドのストレージにアップする際には、「Lhaplus」(ラプラス)などを使って、ファイルを圧縮してからアップするようにした方が良いと思います。
圧縮のやり方
「Lhaplus」(ラプラス)でファイルを圧縮するのはとても簡単です。
まず、圧縮したいファイルにマウスカーソルを合わせて右クリックします。
表示されたダイアログボックスの項目の中にある「圧縮」にマウスカーソルを合わせます。
そうすると、右側に圧縮ファイルのファイル形式が拡張子で一覧表示されるので、圧縮したいファイル形式を選択します。
よく分からない場合には、とりあえず、「.zip」を選択しておけば問題ありません。
圧縮したいファイル形式を選択すると、自動的に圧縮が始まり、デスクトップ上に圧縮ファイルが出力されます。
※圧縮するファイルの容量が1ギガくらい大きい場合には、圧縮が完了するまでに数分かかる事があります。
ファイルをネットで配布する
画像投稿サイトや楽曲投稿サイトなどを利用せず、自分自身のブログやサイトで画像ファイルや音声ファイルなどを配布する場合には、基本的に圧縮ファイルにして配布するようにした方が良いと思います。
画像ファイルや楽曲のファイル(.mp3など)は、あまりデータの容量が大きくはありませんが、圧縮した方がファイルの容量が小さくなります。
今ではインターネットの通信回線などの影響はほとんどありませんが、ファイル容量が大きいと多少はダウンロードに時間がかかりますし、スマートフォンやタブレットでダウンロードする際には通信料に制限がある場合、あまりデータ容量を使いたくないと思います。 ですので、もし、インターネット上でファイルを配布する場合には、とりあえず、圧縮ファイルにして配布すると良いと思います。