2022年でしたか、『小説のデジタル化(電子書籍)は、まだわかるけど漫画は紙で手に取って読みたい。』旨をここへ更新したように思います。

 

理由は感動が違うことのほかに、永遠性。

紙の本は視覚さえあれば劣化に耐えたなら、どの時代でも読めます。

しかし、その電子化された漫画を読み込む機器が時代によって淘汰された場合、読む手段がなくなってしまいます。

 

昭和のVHSテープが再生不可なものが多い原因はこれであり、初期のファミコンでプレイできないものが少なからずあるのもこのためです。バッテリーバックアップ式のファミスタなど、プレイできないと苦悩している人もいます(セーブできないからではなく、そもそも画面自体が出ない)。

 

デジタルフォトブック(電子写真集)も同様です。物理的に手に取って味わうものだと思います。かなり解像度がよくなったとはいえ、人間の目には敵いません。また、ケータイ、パソコン、タブレット端末などがいつ『時代遅れ』になるかはわからないわけで。

 

 

 

・請求書の電子化

 

郵便受けに毎日なにかしらが投函されていた時代は去りつつあります。

紙で出来ていたものが不要になったと感じる人が多いのでしょう。例えばカレンダー。わざわざカレンダーを物理的に持っていなくても、あまり困らないのかもしれません。お得意様宛にカレンダーを配布していた会社も少なくなりました。

 

そんな世の中でも「商法の上で、絶対必要」とされていたものが請求書。

何故なら請求しなければいずれ「払わなくていい」となる恐れがあるためです(支払いを求める権利の時効を止めるのが請求書)。

 

こんなにデジタル化が進む以前、(紙の)請求書は必須であり、郵便受けに物理的に「誰もが分かるように」「客が必ず気づくように」投函されるものでした。毎月の請求が途絶えるといずれは金銭の支払い義務が時効によって消えてしまいます。

 

後払いで注文した商品については必ず請求のはがきなどが届きます。前払い専門の場合は何もないことのほうが多いです(広告はある)。

 

2024年に入り、毎月検針されていた電気料金の請求書がペーパーレスになりました。検針票もありませんので、口座から引き落とされるまでは「この月にどれだけ電気を使用したか」は明確とは言い難く、額が確定してから口座振替までの期間もそう長くはありません。

 

いつ検針したかも知らされず、確定金額も知らされない。

当初はこの仕組みが奇異に感じました。(商法の常識に反するような気がしました)

どうやら『支払う側に、請求額を知る義務がある時代』になったのかな?と。手間をかけても客が支払額を知ろうとするべきである、のように。

 

もちろん紙の請求書がないから、毎月検針票がないから支払わなくてもいいわけではなく、そんなことをしていたらいずれ電気が止められてしまうことは誰でもわかります。

サイトにアクセスして登録手続きを経て、月の請求額を知ることになります。感覚としてはこの画面内の額が請求書ではなく、口座振替が(2回以上など複数回)出来なかった場合の再度請求を以って請求書のように感じています。50日後ぐらいでしょうか。さすがに「このままだと電気が止まります」という紙の案内は欲しいものです。こうなったことはまだありませんが・・・。

 

請求書のペーパーレスに反対というわけではありません。便利です。

 

私が奇異に感じたのは、

ケータイ、スマホ、PCなどを持っている人ばかりではないということです。電子化された額を見ることが可能な人ばかりではないと。

 

デジタル書籍のように、電子化された商品を購入した人は当然それなりのデジタル機器を持っています。有料ネットサービスを利用した人は(機器を借りたにせよ)電子化された請求額を知るすべがあります。

 

しかし電気は全員が使うにせよ、必ずしもペーパーレスで額を知る環境にあるわけではありません。炊飯器と洗濯機と冷蔵庫と照明にしか電気を使わない人であれば、電子化された請求額を簡単には知ることができません。(実際に存在します)

 

この2点が奇異でした。商法上の問題と、額を知る難易度の問題。

現在は慣れというものがありますので何ら問題視はしていません。

滞納しがちになる人が多くならないかな?ぐらいは思っています。

 

 

 

・ペーパーレス電気使用量サイトで知ったこと

 

月の電気使用量がひと目でわかる

→ 検針票なしで請求額が画面内に。

 

日の使用量がわかる

→ 日曜日よりも月曜日は電気を使わない傾向がある、など。

 

時間帯使用量

→ 何時ごろに多く使っているか

 

受領済証明書

→ 支払いが滞っていないことの確認

→ 今月より前の支払額

 

 

 

まだありますが、最も着目したのは節電対策です。

趣味のTVゲームと緊急速報を見ること以外、テレビをほとんど使わない自分にとって最も長い時間使用しているのはパソコンです。冬季は眼や肌をやられやすいので加湿器もほぼ1日中使います。冷蔵庫も勿論電源がOFFになることはありません。

 

北国に住んでいる割にトイレの便座ヒーターは切っています。慣れると平気。

灯油が切れた場合に備え、暖房器具としてセラミックファンヒーターが2台あり、これが我が家で最も電気を使う家電製品のようです。(ブレーカーが落ちることもある強力なもので、今シーズンは不使用。代用品として停電時でも使えるガスストーブが複数台あります)

 

エアコンは無いので、電気を食う機器の特徴『温度を変えるもの』でいえば冷蔵庫がナンバーワン。つけっぱなしで冷やしているわけですから。

 

照明器具は人感センサーのものが多く、人がいないなら自動でOFFになります。

LEDタッチライトとパソコンの灯りで充分に夜間を過ごせます。懐中電灯、ランタンは充電式でほとんどバッテリー切れはありません(乾電池式の良品も出ていますね)

 

照明で便利なのはUSBミニライト。1本250円ぐらいで購入出来たり、何かしらの付属品だったりします。

パソコンのUSBポートに挿すと眩しいぐらいの明るさを誇り、直視は出来ず間接照明で本も読めます。もともと視力が弱く、ルクス数値に関係なく見えないものは見えない、見えるものは見えるわけで、もう「はっきり観たい」とは思いませんのでミニライトで充分です。

 

タブレットPCは10インチと7インチ。これは自分のためではないので普段は使わず。

ノートPCは13.3インチ。(15.6型は動作が重たくなってきたので不使用。またはサブ。)テレビは画面の大きさに応じて消費電力が変動するので、パソコンも基礎の電力はディスプレイが狭いほうが節電だろうと。ただし、設定や性能の違いで変わってきます。

 

一時的に「この日のこの時だけ使うもの」で大きな消費電力の機器は、電子レンジと洗濯機です。これは体感で「レンジを使うと照明が暗くなる」「洗濯機とレンジ同時使用でLEDランプでさえチカチカする」ので電圧がかかるのだろうと。

 

長く絶え間なく(OFFにしないで)使うものは電力消費が多い。

そして暖房器具、冷房器具のように温度に関するものも電気を食う。

と、常識のように信じていました。

 

ところが。

 

ペーパーレス電気使用量サイトで時間帯使用量をチェックし、そのとき何を使っていたかを確認すると「?」です。

そうでもないような・・・。

 

例えば

パソコンを24時間つけっぱなしで30日間使います。

冷蔵庫も当然ONのまま30日。

照明は夜間、手元を照らすのみ。

電子レンジは1日3分~5分のみ。(1分×何回という計算で強弱メモリを変えない)

上記がデフォルト。基礎とします。毎月、動かない電気使用量。

 

すると日によって変わる使用量があるとしたら、

洗濯機と炊飯器を使用したときのみです。毎日ではないので。炊飯器は保温装置も切っています。

その日とその時間帯をこまめにメモしました。

 

しかし。

電気使用量が普段の日よりも多くなっているのは別の日なのです。

 

パソコンのWindowsアップデート、大型アップグレードなどがあれば勿論ダウンロードとインストール、数回の再起動などに時間も電力も多く使うでしょうから、それも加味して統計を取りました。それでも結論は同じです。

 

ペーパーレス電気使用量サイトで節電対策に、と考えてのこと。でもわからないなw

 

従量課金であれば、一定を超えると大きく請求額は変動するでしょう。5から9への「+4」と、8から12への「+4」は同じ額にならない、というような課金制です。

 

また夜間の電気使用は安価になるので、それも関係しないように、常に同じ時間帯に炊飯し、洗濯したのです。それでも「炊飯器、洗濯機を使わない日のほうが、使った日よりも使用量が多い」という結果に。

 

月々に払う金額が極端に少ない電気料金家庭の場合、我が家がそうなのですがw 節電対策のために「いついつに何を使ったのか」の表はあまり役立たないようです。

 

まだ始まったばかりですのでデータは取ろうかww