球場にいるすべての人が1点に集中して観ている場合、塁上の走者が悠々と進塁できる稀なケースが有る。バレたらおしまいだが、2つ進塁しても行けるケースが有った。

 

特にプロは乱闘があった時代があり、猛抗議は今でもある。

リクエスト、チャレンジ、リプレイ検証は万能ではない。

ジャッジへの不満だけではなく、選手が睨み合って眼で口論し、ざわざわ・・・から騒然となる場合がある。

 

1つ覚えているのは走者がいる際に打者の頭部に近い投球が来て、一喝している間に盗塁してしまったケース。実際にあったが騒がれない。死球にならなかったので当然インプレー。

 

プロは暗黙の了解(不文律。ルールブックに明文化されていない禁じ手。)があるため、男と男の勝負を地で行くような感動的な試合では、例え無警戒でも(投手が振りかぶって投げても)サイレント盗塁のようなコソコソ進塁はしない。やろうと思えば盗塁王のタイトルが取れた選手でも「ここは走っちゃ駄目だ」と自重する。

 

接戦ではなく、12対0のような大差がついた試合では、次のようなケースがあった。

 

1死1塁3塁。

犠牲フライで3塁走者生還。

ワンサイドゲーム、敗戦ムード、一方的な試合でしらけたとき、野手は誰一人気づかなかった。

3塁走者の離塁が早すぎる。

アピールすればアウトに出来るのにやらない。(実際には1塁走者もタッチアップで進塁しているが離塁のタイミングが怪しい。アピールプレイでスリーアウトチェンジだったかもしれない。)

 

 

 

・リクエストに行く前に必ず揉める。抗議がある。

 

1塁を駆け抜ける時、1塁手と交錯、ベースに伸びている脚にかかったシーン。

 

 

同じようなシーン。交錯し1塁手は転倒。

更に打者走者が1塁ベースを超えてからフェアグラウンドに駆け抜けたため「セカンドへ走る意思があった」とタッチしてアウトにしようとしたアピールプレイ。

 

 

 

 

このようなときにリクエストが有り、アウト・セーフのジャッジ及び、守備妨害か否かを検証する。

 

リプレイ検証の前にアピールがある。

故意に1塁手の足を蹴ったとなれば口論になる危険性もある。暴力行為があれば退場が宣告される。

そのゴタゴタの何処かはインプレーであり、何処かからはボールデッド。

この短いインプレー中、進塁があった場合、認めるかどうか。戻すならどの塁に戻すのか。