どうやら競技に戻ってくることは殆ど考えられないらしい。

 

ザギトワは1年半もの間、悩んでいてコーチ陣が引退や競技休養を止めていたとのこと。

これが本当なら「グランプリファイナルの結果を見てザギトワ引退について述べていたロシアの方々」は非道と決めつけられたわけでもない。ザギトワのためを思って「引退すべきでは」と語っただけかもしれない。簡単に人様を悪く言うものではない。

 

なお、「進退について今悩み始めたわけではない」とコメントしたのはエテリ・トゥトベリーゼ・コーチ。

「人生最初の躓きでザギトワ引退を語るとは恥ずかしくはないのか」と憤慨していたのはタチアナ・タラソワである。

 

現在は「彼女には世界中のファンがいる。残念だが、競技に戻ってくることはないだろう。アイスショーでこれからも彼女を見ることができる。今後の成功を祈る」とタチアナ・タラソワはコメントしている。

 

 

ザギトワ活動休止報道について

「一緒に試合に出てきた仲間です。寂しい気持ちはあるけれど、選手それぞれに選択する道があると思います」(宮原知子)

「すごく驚きました。それが率直な気持ちです。(紀平さんは今後の試合に向けて、の質問に)私らしくこれからも頑張りたいです」(紀平梨花)

 

 

 

 

 

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ショートプログラムの存在意義

 

ショートプログラムでノーミス演技、1位の選手が、フリースケーティングでもノーミス、だけどショートとほぼ同じ構成の、『ショートプログラムのロングVer.』のような演技であったため技術点が伸びず、総合で順位を落とした場合、何故2種目を演るのか。完璧だったショートプログラムのロングVer.だよ。それで駄目ならショートプログラムって何だよ。価値が無いものでもあるまいし。「フリーの採点ルールがショートの基準と違うんだよ」 それはわかってるよ。だから、ショートの延長では駄目な理由、そういうルールにした理由がわからないって。今ひとつピンとこない。

 

反対でも同じ。ショートで6位でもフリーで表彰台が狙える。2本揃えて一流と言われるが、どうもショートプログラムの意義が曖昧。

 

別の競技にしてしまえば納得できる。

ショートプログラムで金銀銅メダリストを決める。フリースケーティングでも金銀銅を決める。これは面白いかも。

かつて、「ショートプログラムが上手い人はフィギュアスケートが上手い人であるべき」と思っていた。「ショートプログラムで定められた規定要素全てが出来る選手じゃないとフリースケーティングに出る資格がない」のように、基礎的な土台となる選手のスキルを厳しく審査するものだと。(本音は今でもそうあるべきと思っている。)
だが、ショートの必須要素7つのうち6つしかできなくても、得点が低くなるだけでそれはその選手のショートの結果として認められる。繰り返しになるが、必須要素をこなしていないのに結果として残る。ん?おかしくはないか。必須要素だ。1つでも出来なければ失格ではないのか。


例えばコンビネーションジャンプは必須要素だがミスをして単独になった場合、0点である。「連続ジャンプの1つめは跳んでいたのに2つめは跳べなかっただけで0点は厳しい。1つめだけでも得点に認めてもらえないのか」と思う。今でも思う。しかしよーく考えると「0点でも失格じゃないだけマシ」だ。フリーで取り返せる可能性がある。激甘。ショートプログラム2分40秒まともに出来ないで何がフィギュアスケーターだ。

 

「ショートで高得点であればフリーもうまいはず」という考え方は、「スポーツにおいて基礎ができる選手は応用ができる」という意からである。「応用がこなせるのは基礎がしっかりしているからだ」、とも言える。

どうやらショートプログラムは基礎的なスキルを観る(審査する)ものではないようだ。フリーに進むための予選に近い意味合いであるべきだと思うが。そういう大会もあるがどちらかと言えば2日めの時間節約のためのような気がする。フィギュアスケートは人気があり、参加選手も多いので。

 

フリースケーティングもフリーと呼ぶわりに自由ではない。ショートより自由度は増すが制限はある。

ショートプログラムで「アクセルは必ず入れなさい」はわかるが、フリーでしょ?フリーでもアクセルを入れなさい?メドベージェワ最盛期に唯一苦手だったジャンプがダブルアクセルで、稀にバランスを崩して加点を取れなかったりしていた。「フリーなんだから2回転半が苦手なら3回転にしたらいいんじゃないの?」と思う人もいた。フリーはそんなにフリーじゃない。コンビネーションジャンプは4回以上やっちゃ駄目、ステップは必須、スピン必須、めんどくせーw

 

今の所、一応意味合いとして、ショートプログラムは基礎、フリースケーティングは選手の個性を発揮できる演技ではある。それでも何故2本やるのかは「?」。

フリースケーティング1本の勝負ならわかんないね。グランプリファイナルの結果も変わる。

 

 

2位+2位=1位になるスポーツだからね。

ショートもフリーも1番になっていないのに金メダリストになれる競技。

もう一回言う。

1度も1番になっていないのに1位になれる。

昔は順位点があったらしい。

 

 

2本演技のわけ

 

おそらくは、時差もあるだろうし選手の体調を考えてショートプログラムで試合勘と体慣らし、リンクの質感を得て、フリースケーティングで伸び伸びとやってもらおうという意図かな?表向きは。

本当の意は2本やったほうが儲かるからである。お金が大きく動く。エキシビションを入れて3本。

1シーズンの試合数も多く、次大会まで1週間しかないという選手もいたり満足に練習も休養も取れずにまた試合日。そういう無理を何年も通しているのはやはりビジネス。