旅のグルメ 天狗のレシピで作った和菓子

 

圓八のアンコロ

食べたくて土産屋さんで探したけれど、売り切れていて手にはいらない泣

 最終日、入庫時間を確認してお土産屋さんを張り込みしてようやくゲットしたよ

じゃああん爆  笑

 

 

 
竹の皮でくるまれているってのが情緒あるよね
銘菓を兼六園の景色をみながらいただくお茶
う~ん
なんとも贅沢~照れ
 
 
あんころの伝承
 
1737年のこと
村山家の主が羅漢柏の苗を植えて
「我が願いが叶うなら、大きく苗育て」
と願をかけて失踪してしまいました
 
仲秋の真夜中
妻の枕元に主が現れて
「私は鞍馬山で天狗も修のもとで修行している。
今から教える作り方で餅を餡で包んで食べれば
無災延命・商売繁盛とあろう」
と告げて姿を消したという
 
なんと!圓八は天狗のレシピだったんだ!!びっくり
妖怪好きとしては深読みしたくなる伝承
 
やしの木やしの木やしの木
天狗のレシピの特徴
やしの木やしの木やしの木
 

小豆を使った甘い餡子は平安時代にもあったけど、

食べることができたのは身分の高い一部の人々のみウインク

庶民も甘い餡子を食べることができるようになったのは江戸時代中期から

砂糖が流通するようになった将軍吉宗のころのこと。

そう、この圓八の主の時代です飛び出すハート
 
 
 
1、あんこを蒸す煮る
 
園八では、
小豆を蒸してさました後再び煮てさらに蒸すという工程を何度も繰り替えすことにより、
小豆のあくや雑味をなくしてるんだってニコニコ
蒸して煮て~繰り返してます
 
一方、江戸時代の餡子のレシピには
「今製練羊羹、赤小豆一升を煮て、あくを取り去ること三四回、其後皮を去り、漉粉となし」(守貞漫稿後集巻一)
とあり煮ています
 
 
 
2  蜜を使う
 
圓八では
お店秘伝の蜜を加えて、滑らかで、独特の味と風味豊かな餡を作っているんだって飛び出すハート
飛び出すハート
 
江戸時代こレシピでは
「唐雪砂糖七百目、是も煮てあくを去り」(守貞漫稿後集巻一)
羊羹をつくるのに砂糖を使ってる
砂糖は普通に使われるようになっていたんだね
 
 
以上のことから
煮るだけえではなく蒸して煮る
砂糖ではなく密
天狗様のこだわりが見えてきますウインク
 
 
 
月見月見月見
仲秋に現れた夫
月見月見月見
 
失踪した主が妻の枕元に現れたのは仲秋でした。
仲秋=お彼岸=おはぎじゃんびっくり
グッドタイミングにレシピ持って帰ってきたびっくりマーク
きっと妻はレシピ通りに作って売ったんだと思う。
で、バズッたびっくりマーク
 
なぜお彼岸におはぎをたべるのか?
小豆の赤色には魔除けの効果があるとされ、五穀豊穣を願う意味も込められています。
ほら、赤飯とか豆まきとか・・・
甘~い餡子になる前から、小豆は呪物として活躍していました
神通力のある天狗のつくった餡子なら呪物としてのパワーありそう。
 
星星星 
無災延命・商売繁盛
 星星星
あんころを食べると無災延命・商売繁盛になれるって
なんだか(^-^)お札みたいね~
販売していたのも天狗(山伏)だしさ。
このキャッチコピーから
あんころが甘いお菓子は単なるデザートではなく
縁起ものだったり・不老長寿の薬としても売られていたことが分る(^-^)
なんか、面白いなあ
 
 
あんころは、美味しいだけではない。
めでたい呪物なんだ飛び出すハート
 
 
あんころは日持ちしないのでお土産には不向き
そのせいかな
赤福ほど知名度はないけど
比肩するほど美味しいですニコニコ