母の日とかそういうもの、何がアレって

うちらも母に何かやらなあかんっていうアレよ。

 

夫に「ねぇ私コーヒーメーカーをUpgradeしたいわ」というと

「いこいこいこ!!」と乗り気の夫にお店に連れて行かれる。

 

ネスプレッソ系のコーヒーメーカーが大体3万。

タッケェなおい!!とこれ職場にある奴!これも3万5千円!

 

「期はまだ熟しておらぬようだ」と言おうとしたら

息子が「ママァ!ミテェー!」と指差した先に

展示品、部品一個欠けてます、のネスプレッソが1万5千円で。

 

ちなみにネスプレッソのVertuo Next Soloのやつです。

日本はちょっと安いな。2万3千円でお試しカプセル12個付き。

 

 

 

これはご褒美や!とシュッと購入しました。

自分の機嫌は自分で取るで。

夫は「僕が買うよ」と言っていたが、

「お前はカプセルを買ってくれ」とタッチ。

 

 

今日いそいそとショップに行って

初めてのセット詰め合わせを買ってきてくれました。

 

ダブルエスプレッソにしたらクソ苦ぇ!!となりましたが

これから朝に活躍して欲しいと思っています。1杯100円…

今は仕事があるからいいけど、無職なら悩む値段。

 

 

母の日本番の今日は夫が仕事にかかりきりで

「息子を連れて出てくれんか」と先週から続き言われたので

いつも行く街のあたりまでバスでお出かけ。

 

好きなお菓子が少し割引で買えたので、

息子と一緒に広場の芝生に座って平和に食べていた。

 

日差しが暖かく、隣接するバーではオッサンおばさんたちが

上品にビールやらワインやらを飲んでていい雰囲気。

 

 

美味しいね、美味しいねと息子もご機嫌で

「ママお水のみたい」というので、

ほなそろそろ行こかと立ち上がった瞬間。

 

 

私たち目掛けて空きグラスを投げつけられた。

私たちには当たらず、足元2mくらいのところに着地、破裂。

 

 

バリン!!という大きな音がして、

バーで飲んでいた人がこちらを見て静まり返る。

 

かなり派手に弾け、飛んできた破片はいくつか私の靴に当たる。

 

 

広場のその場所には私たちしかおらず、

間違いなく私たちを目掛けて投げられた。

 

当たらなくて良かった。

 

 

私がビビりまくって、息子を引き寄せ

手を胸に当てて立ち尽くしていると、

バーで飲んでいたおっさんが

一人の緑色のパーカーを着てスマホをいじっている男に向かって行き

「おい、今のお前が投げたんか」と聞く。

 

男は顔を上げずに「後ろから飛んで来た。俺じゃない」

とジェスチャーを交えてこちらを見ずに答えた。

 

嘘つけ。

 

お前の後ろから投げたら、

テントのポールにぶつかって、ここまで届かへんわ。

 

 

久々に人間の悪意を浴びた。

 

誰一人「Are you okay?」とは聞いてくれなかったけれども

これは聞いたらそいつがおそらくだが

そいつが「守られているやつ」やから、

余計にややこしいことになるのだ。

 

 

私と息子が何かしたか?

広場を離れるまで、バーの人たちの目は私たちに釘付けだった。

おそらく誰かが店員さんに告げたのか、

彼はデカい女の店員さんに連れられて中に入って行った。

 

 

夫に話したら「また作り話か」と思われたが

(彼は私が遭遇するレイシストアタックの2割程度しか信じない。)

 

「ダディ、ガラスがバーンて弾けたんだ。アレはマジックだよ!」と

ケタケタと笑う息子の言うことを聞いて「ほんまか?」となっている。

 

 

子供おるやつ目掛けて投げるとかほんまクソ。

もし私らに当たってて怪我してても、A4に汚い字で

「僕が悪かったです、悪いことをしました。もう2度としません」

と書いて寄越すだけで犯罪者割引が適用されるのだ。

 

そして私たちのことはニュースにちょっと載り1ヶ月後には忘れられる。

闇は深い。