花束を君に

僕は今まで君の事を

何も知らぬまま

毎日を過ごし変わらぬ

夢を見ていた

僕は君を信じきれずに

今に至り  君は変わらず

静かにありふれた生活に

身を置いている

僕はいつか君に話そうと

ずっと心に秘めていた事

がある

でもそれはずっと叶えられず

にいた僕の願いでもあり

想いでもある

花屋の前で目に留まった

小さなブルーローズは

僕に語りかけてきた

まるで僕の気持ちを知る

かのように

『貴方はどんな夢を叶えたいの❓』

僕はドキリとした

僕はブルーローズに顔を

近付けて囁いた

【君の花言葉は『夢叶う』だろ

だから僕の夢を叶えて欲しい

僕の愛する人のために】

花を贈るなんて柄にもない

僕だが

今は真剣にこの花を

あの人に贈りたい

沢山夢が叶いますようにと

花束にしてあなたへ

そして沢山の幸せが

来るようにと