昨年は大洪水に見舞われて中止を余儀なくされたエミリア・ロマーニャGP。
音速の貴公子アイルトン・セナ氏の没後30年にあたる今年は、サーキットのあちらこちらにセナ氏や、同じGPの予選で亡くなったラッツェンバーガー氏を偲ぶ演出が施されていました。
ベッテル氏によるデモランも涙を誘いました
あのマクラーレン車はベッテル氏が個人所有されているものなのですね。
ホームストレートでのドーナツターン後に、ブラジルとオーストリアの両国旗を天に掲げたベッテル氏。
その想いは音速の彼方まで届いたでしょうか。
選手たちのヘルメットの中に被るバラクラバもセナ氏のヘルメット柄でした。
FP1,2の解説は、個人的にファンである津川さんと白幡さんの元メカニックコンビ
白幡さんがおっしゃっていたバラエティー番組とはとんねるずの生ダラですねきっと。
私も生ダラでセナ氏の意外な一面を観てファンになりました。
かの有名なF1のヒーローは、こんなにも無邪気に笑う人なのだとしみじみ思ったものでした。
と言いつつ、
どちらかというとシューマッハを応援してたタイプなんですけど
と、おっしゃるのも同感です。
冷徹無比にマシンを操り、ターミネーターの異名を持つシュー氏の、時折見せる物憂げなプロフィールに撃ち抜かれたひとりでございます
FP1ではマグヌッセン号にてベアマン選手再び。
ベアマン選手といえばお父様。
サウジアラビアGPで、矢も盾もたまらずといったご様子が国際映像に何度も映されていたのが印象的でした。
今回もご子息の活躍を静かに見守っていらっしゃいました。
音速の貴公子が降り注いだ試練なのでしょうか。
FPから大荒れのイモラサーキット。
グラベルに吸い寄せられるようなコースオフが何度も見受けられました。
なんと、フェルスタッペン選手やハミルトン選手やアロンソ選手まで。
フェルスタッペン選手に至っては、FPではらしくないコースオフで周囲をざわつかせたにもかかわらず、要要をしっかり決めてくるところはやはり天賦の才のなせる技。
ポール・トゥ・ウィンおめでとうございます🏁👏
そして、アンダーカット作戦大成功で今季の宿敵HAASに競り勝った角田選手、10位入賞おめでとうございます🏁👏
最後の数周、フェルスタッペン選手を猛攻するマンゴーオレンジのマシンに、一瞬セナ氏の幻が見えたような気がしました。
世界中のF1ファンが涙に暮れたあの日から、30年の時を刻んだイモラGPでした。
☟バナーをひとポチ戴けると嬉しいです