部屋を後にした男は、携帯電話を片手に何かをしている様だ。


任務完了の連絡をクライアントにしているのだろうか・・・・







「そろそろか?」
そうつぶやくと、男は部屋に戻っていった。




・・・




が、次の瞬間、男の目には信じられない光景が広がっていた・・・・





「ど、どう言う事だ?、計画はいつもの通り完璧だったはずだ・・・」






だがそんな事を考えている余裕など無かった。


一度は膝をつき崩れ落ちそうになったが、彼も殺し屋の端くれである、直ぐに行動をおこした。









まずは階下へ気付かせない為にも、このおびただしい量の液を何とかしなければならない。







普段、彼は常に平静を装った体で任務をこなす。

鉄仮面・・・そんな呼び名もあっただろうか?

そんな彼が、汗だくになり地べたに這いつくばって、自分の任務を全うする姿など、彼の素性を知るものの誰もが全く想像ができない姿であったに違いない。
















数時間後・・・・




終わった・・・・







任務を完全に遂行した彼は、まるで何事もなかったかのように鏡の様に光り輝くフロアーを見て、満足げな笑みを浮かべて家路についたのであった・・・。










終わり?