東京都の緊急事態宣言が解除され、来週から人と会うことも増えそうなので、ずっと放っておいた髪を整えようと、いつもの床屋に朝イチで予約の電話をした。
 ところが今日はすでに予約で満員だという。金曜日、平日なのに。しかも明日、明後日も満員。来週も早く予約いただかないと難しいかもしれません、という。
 べつに特別急ぐこともないので、平常に戻ってから行くよと、電話を切った。

 突然の床屋満員理由のひとつは、これまでのように客を詰め込めないというのがあるだろう。席を一つずつ空ければ稼働率は半分に落ちる。
 もうひとつは、来週から本格的に業務が再開される会社が、相当数ある、ということ。
 自宅勤務だ、テレビ会議だ、とか言ったところで、実際には人が動かなければ儲からない仕事というのは、確実にある。まずは髪の毛のお手入れから、と考える人がいても当然だ。

 なんだかなあ。
 そういう、みんな一緒に動くというのが、よろしくないのでは。今回の疫病体験から、新しい働き方が示されたのではなかったのか?

 まあ、たかが床屋の混み具合で、世相を嘆くこともないか。

 サザエさん症候群で、気が重くなる人もいるだろうけど。

 働く場があるのは、素晴らしいこと。鬱で中途半端に退職した私は、今頃になってつくづくそう思います。