NHKテレビの「病院ラジオ 依存症編」再放送も終わり、出演した私自身への周囲反応は、、、思ったより淡々としたものでした。

いえ、もちろんサンドウィッチマン さんや、番組そのものについて評価は、高いです。

たまたま憧れの女優、古村比呂さんもこの番組のファンで感想をブログに書かれていました。そこでもNHKが編集で力を入れた、現在入院中で娘さんと会えなかったり奥さんに支えられている現役患者さん、退院後半年で新宿歌舞伎町で働く営業マン、作業療法のお習字で「生即死」と書いているクリスチャンネームを持ちスリップ歴5回の男性、などが印象に残っているようでした。私が見ても感動的でした。

私はトップバッターで、アルコールで萎縮した自分の脳の写真をサンドウィッチマン に見せに行った、なんかニコニコしたおじさんとして扱われ、悲惨さがあまり伝わらなかったのでしょう。編集で脳以外の部分はほぼカットされていました。なので知人が見て「あの程度か」という感想を持ったのも当然の成り行きでした。

実は私、会社員時代は広報にいて、テレビの取材については普通の人よりは知っています。よく上司から、なんであんな編集になったんだと怒られたものです。ただ今回はNHKの全国放送でサンドウィッチマン の番組ということで、民放とは違う視聴率狙いの絵に走らない内容を、期待していた面はありました。その意味では、自分が脇役だったことも含めて、ちょっと残念です^_^

私は断酒歴15年。もう一人私の後に取材を受けていた断酒歴5年ほどの革ジャンの男性も、短い扱いでした。視聴率的には、現在不安定な状態にいる患者さんの声の方が、感動を与えやすいのでしょう。でも彼らはまだ脆いです。
本当に深い言葉というのは、実践の裏付けがあって生きるものだと私は思うのですが。
いかがでしょう?

当時入院治療中だった匿名のMさんも、クリスチャンネームの方も、久里浜を退院して3ヶ月ほどたっているでしょう。他の病気と違って依存症は、後追い取材も必要だと思います。

15年という孤独な年月。それは、私をわずかに支えている矜恃であり、これまでの断酒の自己評価でもあるのです。
でも。飄々と断酒を語る自分の映像を見て、少しだけ自分が成長しているのかも、と思ったりしました。やはり「病院ラジオ」に出演して良かったです。記念碑になったと、このブログを書き終えて、思えるようになりました。スタッフさん、サンドウィッチマン さん、お疲れ様でした(^○^)