バーの扉

オーセンティックバーの入り口扉は、たいてい重厚なつくりをしています。それは何故でしょう。オーセンティックバーの存在意義を理解すれば、答えは自ずと導き出されます。

オーセンティックバーとは、利用されるお客様に非日常の癒しを感じていただく場所です。ですから、店の外(日常)と内(非日常)を明確に乖離させるために、重厚な入り口にする必要があるのです。

果てしなく続く砂漠の中のオアシスといったところでしょうか。


扉は開けるためにある

扉は重厚ではありますが、もちろん全てを遮断しているわけではありません。日常からの唯一の訪問者である「お客様」を非日常へ誘う案内板として扉があるのです。普段バーを利用される機会がない方にとってはまるで高い城壁のように感じられてしまうかもしれませんが、決してそうではなく、テーマパークの入場ゲートのように、これから体験することへの期待を大いに感じていただけるものであると、私は信じております。そう、バーの扉は開けるためにあるのです。その先に、開けた人だけが得られる日常では決して得られない癒しがあるのです。

そもそも敷居は高くない

前述のようにバーは非日常の癒しを感じる場であり、それを求めていらっしゃる方を門前払いすることはありません。勿論、常識の範囲内でのお約束ごとは守っていただく必要はありますが、それは店内のすべてのお客様に癒しの空間を存分に愉しんでいただくためであって、お客様を縛りつけ、萎縮させるためではありません。バーは癒しを求めるすべてのお客様のために常に門を解放しているのです。