創業は、文政年間（１８１８年～１８３０年）です。
創業家は美濃の土岐家に仕えていた武家でしたが、庄屋として東浪見の地に移り住み、米が豊作になったことをきっかけとして、酒造りを始めたとされています。
文政年間に作られて造石申請書が残されていたことから、この頃を創業としています。
サーフィンのメッカとも呼ばれる、九十九里浜最南端に位置する一宮に蔵を構えます。
平成５年（１９９３年）の学会誌に、齋藤富男氏が扁平精米に関する論文を発表しました。
この理論を実証しようと手を挙げたのが、当主である秋場貴子氏です。
齋藤氏の指導の下、史上初となる扁平精米酒造りは成功します。
以降、扁平精米での酒造りの技術を磨き、ほとんどの日本酒は扁平精米を採用した酒造りが行われています。
扁平精米により、味の濃さとキレ味が同居する味わいの実現し、稲花酒造さんの味わいの特長となっています。
「一の宮 純米吟醸瓶燗火入れ」
使用米 国産米
精米歩合 ６０％（扁平精米）
アルコール度数 １５
使用酵母 M310
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