創業は、天保１０年（１８３９年）のことです。
兵庫県の西部、播州平野の中心に広がる田園地帯から良質な山田錦が収穫されます。
こうした場所の南西の端、善防川の流れに沿った自然豊かなところに蔵を構えます。
地元加西市のお米だけを用い、全量純米で日本酒が醸されます。
かつては１万石を超える生産量を誇り、酒どころ神戸の灘にも工場を持っていました。
昭和４０年（１９６５年～）代後半、ぶどう畑に囲まれたヨーロッパのワイナリー視察が契機となり、これまでの方針を転換することとなります。
昭和５２年（１９７７年）に、純米酒の投入がなされます。
昭和５７年（１９８２年）に、灘の工場を閉鎖します。
平成４年（１９９２年）には、全量純米酒化を実現し、平成９年（１９９７年）に全量地元産米化となりました。
生産石高は１５００石ほどまでの大減産となりましたが、地元に根ざした名実共に本物の地酒を実現するに至りました。
銘柄名「富久錦」は、おめでたい意味で、福から転じて「富久」です。
蔵元さんが、法華山一乗寺の参道の入口に位置し、法華山の景色が錦のように美しかったので「錦」が採られました
「富久錦 生酛純米播州古式ひやおろし」
使用米 兵庫夢錦（加西市産）１００％
精米歩合 ７０％
アルコール度数 １６
富久錦さんの公式HPは、こちら。
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