今日は、久しぶりに「山関連」の御話を少し・・・。

もう世間様はぁっ、「GW」突入開始真っ盛りって事で、今朝の高速道路も大混雑必定。

コロナで完全に自由を奪われていた御仁達の、「その反動」たるエネルギーは凄し。

 

近年、体力の衰えが如実に我が身にも散見し、これではアカンと思い、久しぶりに天幕担いで、近場のテン場でも行ってみようかと食指を動かしてみたが、、、その「テン場料金」の異常とも思える高騰ぶりに完全に「戦意喪失」状態に・・・ムキー

 

こりぁっ、なんなのだぁっ、山域にもよるが有名どころだと最低でも「1.5K」位からで、最も高いところだと「4.5K」にも到達する程のボッタクリ度である。自分が山に入っていたころは、夏の繁忙期でも「1.0K」以下だったよーな気がしたのだが。

 

正直、自分は正真正銘の「ケチ」、それも「ド」がつく等級の人なので、流石にこんな「法外」な御金を出してまでテン泊しようとは思いまっせんね。出しても、せいぜい「1.0K」までですね。いったい、どうしてこんな「狂乱価格設定」になってしまったのか?。以下、自分の考察を少し。

 

そもそも、「山小屋」ってのはぁっ、特殊な宿泊形態なので、下界の宿とはぁ、その維持管理に多大な経費が係るってのは十分理解出来ます。そして、コロナ下によって「人流制限」が掛り「客足」の著しい低下。故に「収益悪化」の拡大に大発展。

 

また、昨今の「アウトドアブーム」の影響(アニメ・ゆるキャンとか、個人山系ユーチューバーとか)でその勢いは留まり知らずの大ムーブになってしまいまっす。当然、見様見真似の「にわかキャンパー」の粗製乱造に・・・。

 

彼らの中には、「日常生活の利便性」を当然の如く「山生活」に要求してくる変な人も発生。

「風呂は?」「トイレは水洗じゃないの?」中には「携帯の充電出来ないの?」とか。

もう完全にキャンプ生活の「本質」を見失っていまっす。「不便生活」を自力で工夫解決し、それを楽しみに変えるということを。

 

そうなってしまうと、泊める側の山小屋サイドも、客足を逃したくはないので、出来る範囲で快適な宿泊を提供したいということになり、「設備投資」せざるを得なくなってしまう。

そうなると、そのコストは「宿泊料金」に上乗せせざるを得なくなる。

 

ましてやぁっ、昨今の登山界では「山ガール?」(個人的には、正確には山オバサンとしか見えない人達、おっとっ、ごめんなさいっ大泣き)増殖中ですので、「小汚い小屋」は、ますます敬遠される状況に追い込まれてしまいまっす。

 

よーするに「女子」から敬遠されるよーな営業形態では、ゆくゆくはぁっ、「尻すぼみ」になるってわけでっす。ましてやぁっ、コロナで大打撃を被った「山小屋」陣でっすからぁっ、ロストした分は、快適な宿泊状況を提供し、回収しようと必死なわけです。

 

そーなってくると、手っ取り早くヤルには、「値上げ」するって方法にはなりまっすわな。

しっかし、その反面「反動」が来て、利用客がますます減少するっていうリスクはありまっすが、そこのところを見極めて熟考するのが経営者のウデの見せどころでもありまっす。

 

一番問題なのは、今回の騒動によって、気軽にテン泊が楽しめなくなってしまったという点。

そもそも、小屋に泊まりたくないテン泊派は、あの「殺人的な混雑」が嫌いという人が多いかと。夜中、トイレに行って戻ってきたら、自分の寝場所が隣人に占領されていたなどという事象は日常茶飯事「小屋泊あるある」って感じゲッソリ

 

小屋自体が綺麗で快適になり、希望宿泊者が恩恵を受けるのは勝手ですが、その「ツケ」をテン泊者達にも「強いる」のは、おかど違いと思うのでっす。テン泊のメリットはぁっ、その「自由度」「経済性」(縦走等での経費削減)優位性にあると思いまっす。

 

多少の不自由さはぁっ、みんな「承知」の上で山行しているわけでっして。そこを汲んでもらいたいってことでっす。また小屋によってはぁっ、意味不明の「マイルール」?みたいなものがあるところも存在していまっす。(入れ替え制?)。

 

料金が非常に「複雑怪奇」。「アーリー・チェックイン」とか「レイトなんたらかんたら」とか・・・、頭の固い「昭和人」には理解に苦しむよーな「カタカナ文字」の羅列記載。

さらに「チェックイン」と「チェックアウト」の時間まで強制設定されていたりして・・・。

 

これじゃぁっ、下界の普通の「ホテル・旅館」となんら変わり映えしないじゃないか。

昔のテン場はぁっ「1人一張り0.5K」とかの「単純明快」な「明朗会計」だったハズ。

それがぁっ、現在ではぁっ、「宿泊利用料」と「テント設営料」が別会計?。

 

よーするに「宿泊利用料1人・1.0K」+「テント設営料1人・1.0K」、そしてさらに前述の「アーリー・レイトなんたらかんたら」が付随したりもするとか、もはや結局「トータルいくら?」が一向に馬鹿なオイラにはぁっ、瞬時に理解出来ず(街中のコインパーキングの注釈みたいだな!)。

 

以上、長文ダラ書きとなってしまったがぁっ、結論として「もう気軽にフラッとテン泊出来ない」時代になってしまったのはぁっ、理解出来た。小屋泊・テン泊者共に「貧乏山屋お断り」ってことだ・・・。もはや「登山」はぁっ「富裕層」のレジャーになり果てたのだっ・・・。

 

これはぁ、余談だがぁっ、あの「白○館系列」の宿泊利用料の物凄いことが、「話題」になっていた。確かに・・・、これはかなり「エグイ」なぁっポーン

もう当分「日帰り」しか出来ないなと、心に固く誓った自分でっした。