7月7日、8日にホテル アンテルーム 京都で行われたCOFFEE JAMというイベント。
全国からバリスタが集まり、各々の担当時間中におすすめの一杯や、その他コーヒーメニューを提供するというイベントが行われた。
バリスタは、大半が関東から来た方。そして、スキルはバラバラ。店を出すことを考えているバリスタ、大手チェーンで働くバリスタ、そしてぼくみたいな素人まで、本当にバラバラだった。
エスプレッソ抽出に慣れていないバリスタも中にはいた。マシンの使い方ではなく、抽出の仕方を教えてもらいながら…とか。
それでも、おいしいコーヒーを提供したい、コーヒーの魅力を伝えたい、と思っている人たちが集まって、ゆるい範囲で同じ方向に進み、イベントは無事に終わった。
ぼくは、タイムテーブルでは、1日目の13:30から14:30となっていた。
この時間中は、バリスタとしてCOFFEE JAMに参加している方や、ツイッターでぼくを知った方、その他多くのお客さんにコーヒーを提供することができました。
実は2日目の最後のほうにも、ぼくのいれるコーヒーが飲みたいと言ってくれた方がいたので、コーヒーを入れて、2日間で入れたコーヒーはだいたいこんな内訳。
・カプチーノ 1杯
・ドリップ 3杯
・エアロプレス だいたい10杯くらい
エアロプレスは、特に指定がなければ、コーヒー豆はグアテマラ・フェリシダ農園を使い、あとは要望にあわせて。
レシピは、コーヒー豆14gでお湯が220ml、チャンバーを逆さにしない方法で、お湯を注ぎ始めてから抽出完了まで、だいたい1分10秒程度。
フェリシダの青リンゴのような爽やかな酸や、心地良い甘さの印象が、とても魅力的にカップに落ちてくれたんじゃないのかなと思う。家でエアロプレスで飲んで、フェリシダはお気に入りでした。
ドリップは、あっさりめとしっかりめから選んでもらって、コーヒー豆15gに対して注ぐお湯は250mlというのは同じにし、入れ方と抽出時間の差で味わいに違いを出しました。
コーヒーは、概ね好評だったんじゃないかな、と思う。
本当に、このイベントはお客様が素晴らしい方ばかりで、このイベントが取り立てて(ひとまずぼくが見ている限り)ハプニングもなく終わったのは、来場してくださったお客様のおかげ。
一杯のコーヒーを抽出し、お客様に提供すること。
このことが、ぼくのコーヒーライフの中で重要な意味を持つようになる予感だけはしていたのだけど、なにか掴みかかったような、何も得ていないような、なんとも言えない気持ち。
ただ、コーヒーを提供するって時、前からそうなのだけど、よりあっさりした印象を狙っていく事になりそうな気がする。
ただのあっさりしたコーヒーではなくて、ひとくち飲んだだけでは、あっさりしているのだけど、飲み進めるうちに、そのカップの魅力にとりつかれてしまうような…。そこには、スペシャルティコーヒーの定義のことばが、いくつか当てはまるかもしれない。
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7日に行われたトークセッションの中で、NOZY COFFEEの店舗に初めて訪れたときのことを、黒瀬さんが話していた。NOZY COFFEEの入りやすさのことを!
コーヒー屋さんに限らず、入りにくいお店というのは、なんとなくあるもの。逆に、入りやすいお店というのもある。NOZY COFFEEはおしゃれなデザインで、入りやすいし、店員も親しみやすい、話しかけやすい。
お店に入る、というその敷居を低くする事って重要なんだろう。そしてそれは、コーヒーもそうなんだろう。
この日のバリスタは、限りなく、客との違いがなかったと言って良い。自分たちでもコーヒーを飲み、ある時には入れる側に立ち、客としてやバリスタとして、お客さんと話をする。
もしかすると、TIME BARISTA COFFEEのタイムテーブルに名前が入っていなくて、たまたま来場した方がバリスタとしてコーヒーを提供することもあり得たかもしれない。
カウンターのこちらとあちらとか、そんな隔たりなどなく、ただコーヒーとぼくたちがいるって状態。
さて、今回のイベントの個人的な反省としては、もっと、攻めても良かったのかもしれないな。
と、いうこと。
そして、、
次は、抽出中も和やかな表情で、笑顔は忘れずに!
話していないときは、自然と表情が硬くなっていたと思う…。
最後にイベント中に撮影した写真をいくつか貼っておきます。
1日目スタート直前
1日目はトークイベントが近づくに連れてお客さんも増えていきました
トークイベント後のシークレットタイムは、スピーカーのふたり、黒瀬さん能城さんによるバリスタタイム
当初、1日目だけの予定でしたが、2日間とも能城さんによるパブリック・カッピングが行われました
個人的にお気に入りの光景。女性ふたりが異なるカラーのKONOドリッパーで同時抽出!カラフル!
来場してくださった方々、バリスタのみなさん、
主催者の早野さんをはじめ、サポートしてくださった方々、
ありがとうございます!