みなさん、髪の毛残ってますか?

わたしはなんとかつなぎ売り・・・いや、つなぎ止めました。

今回の暴落は、私の短い投資経験の中では最大級の圧力でした。

本当にトンネルの中で岩盤が崩れたような、そんな感じです。


 前の週からPFとしては、新華FLとビーアイジーグループの株を所有していました。ほぼ全力投球で、新華は投資資金の半分以上に達していました。月曜日は新華がストップ高、ビーアイジーも大幅続伸と、チャート的にもこれからだと感じさせる状況でしたが、そこへあのライブドアの事件が起こりました。


 翌日、昼食をとりに家へ戻り、株価を確認したときには2銘柄とも昨日の終値からまださほど変わらぬ高値を維持していました。一方、最近上昇が著しかった優良値嵩株が真っ先に崩れているのをみて、追証で利が乗っているものから外し始めているのだなと思いました。そしてこの時、先に崩れたものから信用の整理が進むだろうと考えて、所有2銘柄は利益確定させ、下げの激しかったフィンテックとGDHを拾いにいきました。引けてフィンテックは買値よりプラス、GDHはマイナスで、この日はほぼ損失ゼロで通過しました。


 フィンテックとGDHを真っ先に買いにいったのには、先に信用の整理が進むと思ったことと、フィンテックは100万台からの急落、GDHは60万台からの急落だったので、ストップ安が続く相場になっても値幅制限がすぐにかかり、下落のスピードが落ちて若干のリスクヘッジになるかもと考えたのが理由でした。もちろんこのときは、その日で信用買残の整理が進んで再び反転すれば、20万下げからの倍返しなどと妄想をしていたのも事実です。


 その翌日、自分の考えがかなり甘かったことに気が付きました。フィンテックはストップ安へ、GDHもストップ安は免れたもののかなり叩かれました。実はこの時、GDHを46万で一度売却したものの、46万で再び買い戻しました。GDHは融資残の整理が比較的進んでいたことも、買い戻す気になった原因で、これは反発が来たときに売却しようと決めました。


 木曜日、寄りから一気に反発してストップ高銘柄が続出しました。フィンテックもこのとき売っておけば良かったのですが、欲が出てしまいました。GDHはストップ高に張り付いたので、明日も何とかなるだろうと、これも又持ち越しました。そして金曜日、第二波に巻き込まれる形となります。


 私はいつもの習慣で、指しておいて仕事にいくということはしませんでした。場を見ながらではないと自分が納得した売買ができないと思い、いままでは常にパソコンに向かっているときだけトレードしていたのですが、この時ばかりは後悔しました。GDHは昨日終値を割っていなかったので、これは予定通り撤退できましたが、フィンテックはストップ安確実な気配が漂っていました。結局これはもう一波キープしてしのごうと腹を括ってしまったのでした。


 本当は、「引くも勇気、休むも相場」でした。結局その日はかろうじてストップ安を免れ、マネックスナイターでも買い注文が出ていたので、ここで完全に撤退しました。痛い損切りとなりましたが、年末稼いだ利益は丸々残り、今年に入ってからもなんとかプラス収支を維持できました。


 来週も波乱の幕開けとなりそうですが、今回の暴落で助言をくださった方々には、感謝の言葉もみつかりません。本当にありがとうございました。今後の波乱も乗り越えて、確実に利益を積み重ねていけるようなトレーダーをめざして頑張っていこうと思います。これからもよろしくお願い致します。