今回は日本で未発売の空港免税店向けラガヴーリン10年と、スコッチクラフト蒸留所のアードナムルカン(アードナマッハン?)を入荷しました。

 

アードナムルカンは西ハイランド地区・スコットランド西海岸側にボトラーズのアデルフィ社が作り2014年に稼働を始めたクラフト蒸留所です。

ピーテッドとアンピーテッドのモルトをバーボン樽とシェリー樽で熟成させるスタンダードで伝統的な製法がハイランドらしいですね。

 

●ラガヴーリン 10年

度数:43%

使用樽:リフィルカスク、バーボンカスク、ニューリー・チャード・リジュベネーテッドカスク(再生させた・若返らせた樽の意)の三種

リリース元情報:驚くようなコントラストでいっぱいのウイスキーである。口にふくむと力強くて温かいスパイシーでスモーキーな後味を持った強烈なクレッシェンドが奏でられる前、最初は甘くてソルティーである。ストレートあるいは水割りで飲むのが最も楽しい。

 

以下私見ですが、香りはしっかりとラガヴーリンを表現していますが、3種類の樽のせいなのかピートの奥に華やかな香りを感じさせます。

味は基本的にラガヴーリンのしっかりとした味ですが若さとは違う爽やかさもあわせ持ち、8年の様な未熟さは感じさせません。

加水してもラガヴーリンの味は損なわれない代わりに変化も少ないです。

10年という熟成期間は短いと感じるかもしれませんが、8年で感じた未熟感を克服した上に16年では無かった爽やかなニュアンスといったこれまでに無い魅力を感じさせ、ラガヴーリンの新たな一面を見せてくれる一杯です。

 

●ARDNAMURCHAN 07.21:05

度数:46.8%

熟成:ピーテッドとアンピーテッドのモルト原酒をバーボン樽とシェリー樽にて6~7年熟成

ボトリング:2021年7月

テイスティングノートとして、香りはサマーフルーツ系のベリーパイと切ったアップル、レモンのメレンゲと塩キャラメル。味はクルミとバニラのアイスクリーム、塩っぽい砂糖菓子と浜辺のたき火の煙。

 

以下私見ですが、香りは弱めでピートや麦芽を感じます。

味は乾いた本土特有のピート、バニラ、麦芽、少しシェリー樽のニュアンスにシトラス系を感じます。

後味は切れ上りが早いです。

加水すると甘さと若干ベリー系やドライフルーツの味が表に出てきます。

全体的に少し弱めと感じましたが、バランスは良いので今後に期待できます。

 

Whisky Bar 髙森
住所:北海道釧路市末広町三丁目8-1 末広クリスタルビル6階

電話:0154-65-9958

ホームページURL: https://bar-takamori.amebaownd.com/

PUBタイム営業時間:17:00~19:20(19:00ラストオーダー)

BARタイム営業時間:19:40~2:00(1:30ラストオーダー)
定休日:日曜日・年末年始