当時は派遣会社より、重信の県内では有数の一流企業に産業ロボットの組立工として派遣された。その他多数の派遣会社より技術者が派遣されていた。
以前は海が好きだったので堀江あたりで車上生活をしていたが、重信となると、コロンブスのように、新天地を求めて新しい寝床を探さねばならなかった。
気分は映画マッドマックスのラストシーン・・・というのは大袈裟かもしれないが・・。
しかし、ホームレスで車上生活には楽園とも言える、最高の新大陸(停泊地)を探し当てた。
フジ○ラン重信・・の立体駐車場・・
当時夏だったので、日陰であること、雨風を凌げて、コインランドリーも近い。
この辺で、当時の相棒とも言うべき、愛車!?を紹介しよう。
ハイエース キャンピング仕様 シャワールーム付き・・・
どんなにお金が無くても、コイツだけは手放せなかった、唯一の財産。
一見、リッチに見えますが、違いますからね・・・・
サーフィンには最高に便利だから・・。でも、それどころじゃなくなってずっと行けなかったけど。
立体駐車場は、斜めになってて、排水も便利。唯一の欠点はトイレがないことぐらい。
グランに普通に買い物客が車を停めている横でで、この車の中で全裸でシャワーを浴びている光景・・・
今思い出しても・・笑えますね。
でもお湯は出ないし、むやみにエンジンも掛けられない(コストがかかるし、うるさいので)
夏は寝苦しいし、冬の車内はエンジンかけないと、凍える。近所迷惑だからかけられない。
冬場は、カセットコンロにカートリッジガスを差し込んで暖を取っていたが、そのまま寝てしまう事もあった。
はい、感のいいアナタはもう気が付きましたよね?
そう、ヘタすりゃ練炭自殺と変わらんのですよ・・
検死の結果、事故か、自殺になっちゃうわけですよ。
なので、お湯を沸かしたりするのは新品の缶を使って、寝る時は1/3以下の残量の缶を使うように細心の注意を払った。
まだ死ぬわけにはいかんのですよ・・はっきり言って生活そのものが、命がけ・・
シャワーの水も冷たいので、やかんに湯を沸かして、水タンクに足すのだが、40Lタンクにやかん一杯分のお湯を注いでも焼け石に水・・まあ、真水よりちょいマシ!?なくらい。もはや、普通の生活に憧れずにはいられなかった。
最初は駐車場を巡回する警備員にかなり気味悪がられていたが、半年近くこの車から出勤していると、警備員にも黙認され、世間話すら、出来るようになっていた。
住民として、認められたのだろうか。ちゃんちゃら可笑しな話ですが・・。
社内で、先輩に車上生活の話をしたら、喫煙ルームで話が広まり、あっと言う間に社内に広がり、まるで転校生を見にくるように、有名人になってしまった。
大きな企業なので、通常なら問題視され、呼び出されて解雇に至るのだろうが、仕事量があり過ぎて簡単にはクビには出来ない状況にあった。
また、納期に間に合わないなど、会社にとって一大事な時には残業選抜チームが組まれる。
大半が社員で構成されるが、勤務態度も良好!?あと、腕が良かった!?かどうかは知らないが、派遣社員2名枠の内の1名に指名されていた。
組合や、労働基準監督署、警備保障会社に報告をしないといけないので、残業の人数はシビアに管理されていた。
疲れて帰ってきても、夜は長い・・。
夏は、最上階に停めて、少し寝苦しいが、時折吹く風を感じつつ、満点の星空を眺めながら眠りに誘われる。
蚊もいないからそれなりに快適だったが、この生活もそう長くは続かなかった。
忍び寄る新たな事件が、僕の夢を壊そうとする。
悪夢が現実のものになるとは・・。
というわけで、今日はここまで・・
ではまた近いうちに(笑
あーあ、これから高松・・・眠たいな~zzz


