松山の歓楽街といえば、道後。
道後温泉が有名だが、裏の顔を持つ湯の街・・道後。
採用が決まったのは、某200万人都市で大成功し、○○市の風俗王と言われ、全国展開しているが、四国では3店舗を経営する店の一つ。
元々、ホストで名乗りを挙げ、自身のホストクラブを立ち上げ、更にはキャバクラ、風俗店を続々と展開。
ホストクラブでキャッチした女性を、キャバクラ、風俗店に送り込み、彼女達は稼いだ金をまたホストクラブで遣うという、循環型全自動マネー回収システムを構築した。
いいか、悪いか別にして、頭がいいと言うか、こんな世界もあるんや・・と、驚いた事を覚えている。
結論から言って、2週間でこの業界から足を洗った。(たぶん最速!)
僕の好きな言葉で、『継続は力なり!』という言葉と『見切り千両』という言葉があるが、
今回は見切り千両そのものだった。
僕が活躍出来るステージではない・・そんな度胸などなかった。
目に見えない、とても大きなドス黒い力(圧力)がこの業界を支配していた。
当初は確かに、偏見のある業界に戸惑いがあった。
この仕事を好きでやってる女性は95%いない事も解った。
ただ遊びたいお金欲しさに・・という人もいれば、親の借金を返す為に・・とか、病気を持って生まれた子供の治療費を稼ぎたいというシングルマザーもいた。
そんな彼女達は、身も心も削りながら働いている。結果的に大量の性犯罪を減らしているという
事実も知る事になった。もっとリスペクトされるべき業界だと思う。
夢を売っているとも言える。
世界最古のビジネスと言われるこの世界で、実情を知れば知る程、けなげに生き抜いている彼
女達と共に仕事をするのが辛くなった。
こうしてブログに書く事自体、躊躇したが、誤解を生み易いので、サラっと流す事にします・・。たった2週間でしたが、濃い2週間でした・・。
聞きたい人は直接どうぞ!?
店長候補ということで、辞める時はすった揉んだ!?ありましたが、長居するのも危険と判断し、早々に合法的に!?(バックレじゃないよ!)去りましたさ(笑)
チャンチャン!
改めて世間の厳しさと、社会の裏と表、本音と建前を知った出来事でした。
さてと、なかなか抜け出せない社会復帰への道。
そして、当時は知る由もない運命を決める電話がかかってきた。
僕を不採用にした、インターナショナルBar、グローバルの社長からだった。
実は僕がBarで働いていた時も、お客さんとして、ほぼ毎週飲みに来てくれていて、僕が専属の担当として指名してもくれていた。
その社長とは、大手建設会社の社長で、Barと自動車解体業を営んでいる。
呼ばれたのは、解体屋の事務所だった。解体業は資金を出しているだけで、社長自身は未経験の業種で、始めたばかりで、まだ許可も下りていなかった。
その為、僕の持っている、国家2級整備士免許の名前を貸して欲しいという内容だった。
数か月会っていない間に、建設会社は倒産、夜逃げも考えたという社長。
知人が数千万用意してくれたが、暫く考えてそのまま借りずに返したそうな。この状況なら喉から手が出る程必要な資金なはず。
さらには、奥さんには8人目の子供の妊娠が発覚。
社長は、力なく奥さんに産婦人科へ行ってくれと言ったそうな。
翌日、奥さんは泣きながら帰って来たが、社長はもう1回行けと・・
翌日も産婦人科から泣きながら帰って来る奥さんに、社長はこう言ったそうだ。
『よし、博打するぞ!博打や!ワシに着いてこい!生んでくれないか!』
Barは廃業し、解体業で再起を図る覚悟を決めた。
数億円もの借金を抱えているはずなのに、未経験の解体業で再起を決断するなんて。
年齢も断然上だし、僕よりも明らかに不利な状況。
それなのに、俺はいったい何をしてるんだ・・そんな思いが過った後、
社長『ところで、おまえは何をしたいんだ!?』
痛い所を突かれた・・・何も答えれないのはマズイ・・
とっさに出たのが、
僕 『Bar・・Barやりたいです・・』
社長 『どんな店・・?』
僕 なんて答えたかもう覚えてないけど、なぜかスラスラ理想の店を口走ってた自分に驚いた。
なんや、自分にはBarがある!Bar!自分の店や!Barがやりたかったんかも!自分で出来るわ!コレや!
凄く興奮してた。
未経験からたった半年しか働いてないけど、運営ノウハウには自信があった。
資金どころか、借金もあるのに、どないするんや!?・・どうにかする!
事務所を飛び出して、職探しに向かった。
短期で資金を作るんやったら、整備士の資格を使って、期間工がいいはず。
トヨタなら名古屋、ホンダなら静岡、マツダなら広島、日産なら九州や・・
何処でも行ったるでええ!!俺には夢があるんや!
派遣会社に飛び込んで登録した。あいにく、自動車メーカーは生産調整に入ってて、期間工は募集してなかった。
が、しかし・・愛媛のしかも重信で、工業高校出身なら仕事があるよってな事で即決まった。
仕事は産業ロボットの組立。
久々に握り締める工具・・懐かしかった。
レールを敷かれた親父を恨んだ時期もあったが、この時ばかりは感謝した。
さあ・・夢に向かって再出発!!
続く・・