わしも毎日あきもせず本を読み散らかしているんやが、どえらい本とぶち当たりました!

ピエール・ルメートル  著

「その女アレックス」

フランス・パリ路上で若い女が誘拐された。

警察が捜査にのり出すが、被害者の行方や身元も誘拐犯の正体も、誘拐の目的さえも分からない。

その後、誘拐事件のベールがはがされていくが、捜査の焦点も「その女を救えるのか!?」から「その女は何者なのか!?」へ変わっていく。

誘拐事件から始まった物語は様相も次元もこえた事件へと発展する!

わしも、いろいろなサスペンスにミステリーを読んできたんやが、これほど独創的で巧みな離れ技でひっくり返されたのには、度肝ぬかされまくりでした。

久しぶりの外国人作家、しかもフランス人作家の本は、初めて読んだですが、日本人にはない感性と思いましたね。