親子で肉体と精神が入れ代わるという奇妙な小説を読みました。

東野  圭吾  著

『秘密』

主人公の妻と娘を乗せたバスが崖から転落。

母親は、娘を守る為に、子供に覆い被さり血みどろになり死亡する。

娘だけが瀕死の状態から奇跡的に甦る。

意識が戻った娘の身体に宿っていたのが死んだはずの妻だった!

小学5年生の娘になる妻が、もう一度、人生をやり直す機会がうまれ、必死で勉強し、中学受験、難関の高校受験を見事に合格し、学生生活を謳歌していくが、主人公との心のすれ違いになり、じょじょに距離が離れ、苦悩する二人。


わしも高校生の子供をもつ父。

話しにリンクして、自分やったらどうするか?

誰の幸せを選ぶんか?

もちろん子供が最優先やが、子供の身体になった嫁ちゃん。

いつその身体に子供の意識が戻るのか解らないはがゆさ。

そして、バスを運転していた加害者側にもある『秘密』

最後は、感動の結末でしたよ。