強盗殺人犯を兄に持った事により、人生を狂わされた男の小説を読みました。
東野 圭吾 著
『手紙』
強盗殺人の罪で服役中の兄から、月に1度必ず手紙が届く。
兄が逮捕され、両親が他界しているので身寄りが無くなった弟。
加害者家族というレッテルの中、進学、恋愛、就職と幸せを掴もうとするたびに、『強盗殺人犯の弟』という運命が立ちはだかる。
いつになれば、罪をつぐなえるだろうか?
犯罪加害者家族を真正面から書いた感動作。
誰もが、いつ被害者になるのか加害者になるのかは、わからない中で人を許す事が、ほんまに出来るのか? という問題作でした。
