そんなこんなで

ぐだぐだした

おじいさんとおばあさんの
不倫だったわけだが…


Jの方は、
「仕事が忙しいから」と奥様に言って
部屋を借りていた。

そして
Aの方も、そのJの部屋の近くに
別に部屋を借りていた。


相変わらず、二人は月に1度くらい
国内や海外の旅行にでかけてたりする。
でも、私には行き先も告げず、
出社すると消えてる状態。
まあ、私はその方が楽だけどね。


そんな中、私は

いないならラッキー!とばかりに、朝から
ロレアルのファミリーセールに
いそいそと出かけ、髪を振り乱して
必死にバーゲン品をあさり、

レジで並んでいた時のこと…(レジに1時間ほど並ぶ)


知らない番号から電話…


でてみると



「K子です… お久しぶりです」







Jの奥様だー!!!!!!!




脇汗だらっだらですよ。
私が不倫相手なわけじゃないのに。




「Jと連絡がとりたいんだけど、ホテルわかるかしら?」




私:「ええええええっと…申し訳にくいんですが、今回の
旅行は私が手配したわけじゃないので…」




すると




シクシクシク… と泣き声


「えっえっ。うっ…

イギリスへの出張って、仕事だって言ってたのに…

やっぱり…  ワーーーーーーー」


と最後には号泣…





私はバーゲン品を手に持ったまま並んでるから、
もう腕ちぎれそうだし。




私:「え???イギリスなんですか?」

と思わず聞いてしまった。


奥様:「え?違うの? 」

私: 「ごめんなさい。行き先ですら… 」


奥様: シクシクシク…





私: 「申し訳ないですが、○日にならないと帰ってこないので
   それからじゃないと連絡はとれそうもないですね」



奥様:「え? ○日!!! 私には□日って!!!」



帰国後一日は、愛人宅でゆっくりしようと思って長めに奥様には
伝えてたらしい…





奥様:「ひどい…    」


と言ったまま黙ってしまった。



かなり気を落とされてるようだったので


私:「今から、会いませんか?」と聞いてみた。


奥様:「もう、立ち上がれなくて…でも、ありがとう」


私:「明日だったら、そちらに伺えますが、伺っていいですか?」


奥様:「いえいえ、そんなこといいわ」

私:「でも、私がお会いしたいんです」

奥様:「いいえ、今回は大丈夫よ」


とのことで電話を切ったんだが…








後で聞いたところ、行き先は

ケアンズ


だったそうで



はぁ~あ。


思い出してイヤになってきた。