中国地方・九州地方など西日本の豪雨での被害状況をテレビニュースでみました
自然の前に人間の如何に非力なことか
どうか、みなさんが無事でありますように…


「防波堤の上」
アルバム製作する場合作り手は1曲目と最後の1曲はそのアルバム自体のイメージやコンセプトと言ったものを決定付けるため
重要なメッセージを込めることが多いそうです
『この歌は、俺はいつでも死ねるよってことです。
人間はいつだってひとりだ。
だが、それがどうしたんだ。
そう考えたとき、虚無感の向こう側に死が見えてきた。
とは言っても、ひとりじゃ死ねない。
風がポンと押してくれたらべつだけど、そんなこともないから、ひとりでまた帰っていくという虚しさ。
そんなことを歌っているんです。』
私はコンサートで歌ったのを知らないのですが…
一度くらい聴かせて欲しい一曲です
【収録】
「防波堤の上」1981/09/21 アルバム「愛の世代の前に」5:35 作詞・作曲:浜田省吾/編曲:水谷公生
「防波堤の上」1989/09/01 アルバム「Wasted Tears」5:41 作詞・作曲:浜田省吾/編曲:星 勝
「防波堤の上」1998/09/08 アルバム「(R)愛の世代の前に」5:35 作詞・作曲:浜田省吾/編曲:水谷公生
「防波堤の上」2003/09/26 アルバム「(R)Wasted Tears」5:44 作詞・作曲:浜田省吾/編曲:星 勝


「僕と彼女と週末に」
これもアルバム最後の一曲ですね
『これはツアーのために作った曲で。
「愛の世代の前に」が非常にストレートだったでしょ。
だからそれをラブ・ソングに置き換えて、背景に危機感とか虚無感とかがある。
この曲が出来たとき、このアルバムはもう半分出来上がったようなもので、それから、その主人公はどういう青年かということで、「マイホームタウン」から順番に歌っていったんです。』
ON THE ROAD'82の後半にはこの曲が出来ていたので最初のコンサートでのお披露目は82後半だったと思います
以降、三回の「A PLACE IN THE SUN」でもリストされていました。最後は93 "OCEAN AVENUE 7493"ではなかったかと思います
【収録】
「僕と彼女と週末に」1982/11/21 アルバム「Promised Land -約束の地-」8:57 作詞・作曲:浜田省吾/編曲:水谷公生
「僕と彼女と週末に」1998/09/08 アルバム「(R)Promised Land -約束の地-」8:57 作詞・作曲:浜田省吾/編曲:水谷公生


「MONEY」
『シングルの「DANCE」を録り終えて、アルバムのための曲作りを始めて、最初の頃にできた曲。
4曲できた段階で河口湖のスタジオに行って最初に録ったんだけど、その時のはリズム隊はもっとパンクっぽいっていうか、シンプルで “あっさりした小品” みたいな感じだった。
テンポももっと早くてね、レコーディングしててみんなの手がつったぐらいだった。
でも一度、一応完成して、仮歌まで入れたんだけど、何か物足らなくなってね、その後ロスに行って帰ってきて、8月に全く違うアレンジにして録り直したんだ。
これは町支セッションなんだけど ~だからクレジットにはARRANGED by CHOSHI KANJIって入ってるんだけど~ 彼がすごいかっこいいイントロ作ってきたのね。
で、その音が出た瞬間「あ、これはもう全部録り直そう」と。
これは昔のホット・ロッドの速いロックンロールのパターンに、今の新しいシモンズとかシンセ、ディレイを使った音とか、というエッセンスを加えた。
新しいギタリストの法田クンがリードを取ってるんだけど、彼のギターも聴きモノですね。
歌詞は聴いてもらって感じてくれればそれでいいんだけど、ただ、日本で“金”についてうたった歌ってすごく少ないと思うのね。
今回、生身の身体から出てくる歌を創りたいっていうのがすごくあって、人間、金とか仕事とかSEX…、そういうものって一番身近なんじゃないか、それを避けて通れない。
そのもの“MONEY”をどういうふうに歌おうかと思った時に、例えばこういうのがあるよね。
“僕は金なんてないけど、君の事を愛しているよ・‥”とか。
これはすごくポピュラーだし、そして聴く人の心を打つ。
僕の好きな歌にケニー・ロギンスの「ダニーズ・ソング」っていうのがあるんだけど、これはケニー・ロギンスが彼のお兄さん夫婦に子供が生まれた時に作った歌で、これも “子供が生まれたけど僕たちにはお金が無い、でも愛情があるからうまくいくよ”っていう歌で、すっごい好きなのね。
僕も本当ならそういうふうにうたいたいし、みんなにもそういうふうに思ってもらいたい。
でもあえて、“オレは金が欲しい”っていう歌を、先に、創りたかったんだ』
コンサートでは定番になっていますが、やっぱり圧巻のギターソロ、ON THE ROAD'84'85の法田勇虫さんがいらっしゃった時が最高の出来だったと思います
【収録】
「MONEY」1984/10/21 アルバム「Down By The Mainstreet」5:20 作詞・作曲:浜田省吾/編曲:町支寛二
「MONEY」1989/05/21 DVD「ON THE ROAD "FILMS"」(LIVE IN "ON THE ROAD '88"名古屋レインボーホール'89/1/12)
「MONEY」1998/09/08 アルバム「(R)Down By The Mainstreet」5:20 作詞・作曲:浜田省吾/編曲:町支寛二
「MONEY」2000/11/08 アルバム「THE HISTORY OF SHOGO HAMADA "SINCE 1975"」5:15
「MONEY」2002/08/21 DVD「WE ARE STILL ON THE ROAD」The Shogo Must Go On
「MONEY」2008/04/02 DVD「ON THE ROAD 2005-2007 “My First Love”01」


浜田省吾&愛奴ファンのお店 東京新宿Bar“Flash&Shadow”