『日はまた昇る』"The Sun Also Rises", 1926年(面白いでしょ)
『武器よさらば』"A Farewell to Arms", 1929年
『老人と海』"The Old Man and the Sea", 1952年
などで有名なアーネスト・ミラー・ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway、1899年7月21日 - 1961年7月2日)
の小説に
『誰がために鐘は鳴る』"For Whom the Bell Tolls", 1940年
があります
スペイン内戦を舞台に、ロバート・ジョーダンとマリアの恋を描いた長編小説ですが
題名はジョン・ダン(John Donne, 1572年 - 1631年3月31日:日本じゃ戦国時代ですね;苦笑)の説教
なんぴとも一島しょうにてはあらず
なんぴともみずからにして全きはなし
ひとはみな大陸(くが)の一塊(ひとくれ)
本土のひとひら そのひとひらの土塊を
波のきたりて洗いゆけば
洗われしだけ欧州の土の失せるは
さながらに岬の失せるなり
汝が友だちや汝(なれ)みずからの荘園の失せるなり
なんぴとのみまかりゆくもこれに似て
みずからを殺(そ)ぐにひとし
そはわれもまた人類の一部なれば
ゆえに問うなかれ、
誰が為に鐘は鳴るやと、
そは汝の弔いのために鳴るなれば
の一節を引用したものです
ヘミングウェイは1939年3月にこの作品を書き始め、翌40年に発表しました
1943年にはゲーリー・クーパーとイングリッド・バーグマンの主演で映画化されました(この時の邦題は「誰が為に鐘は鳴る」と、為が漢字になっていました)
またこの映画のタイトルバックで鐘の音をバックに出る字幕はこの詩の一節でした
浜田省吾さんはこの詩から作意を喚起されたそうです
一昨夜はアナログレコードを堪能し、昨夜はDVD・・・さて今日は「浜カラNaight!」(笑い)