入院 | マスターFのブログ

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今日が雨でも明日は晴れる

私は車で、母と姉を病院まで送った。医師の説明は、母と姉が聞くという事になった。


姉から『私が聞いとくから、あんたはいいよ』と言われたからだ。確かに、看護士である姉が居れば、私が居る必要はないのだが。


延命治療も、市外で住んでる姉が最期に間に合う迄の延命治療はと私は思ったが、看護士の姉は事もなげに『延命治療はしなくていい』と。心情的になっていたのは私だけだった。


私が用事をすませて家に帰ると、既に二人は帰って来てた。私も一通りの話しを聞いた。母は、医師の説明は解らなかったと。


姉は、自分が看護士である事を告げて説明を受けたので、医師も丁寧に説明せざる得なかったのだろう。


病状は、数カ所に血栓があり、脳の萎縮も始まっているとの事でした。回復の見込みは無く、いつ急変するか解らない状態だという事でした。


ただ、小康状態が保てるようになれば退院か別の施設(病院が経営する老健施設)への入院を勧められた。


ただ、施設のほうは入院待ちの状態なので予約しておかないと何時になるか分からないと。病院の患者を優先するので、一度退院した患者が入るのは待たされるらしい。また、一度介護から解放された家族は、退院してまた介護というのは今まで以上に大変だと。


しかし、一度退院するとまた入院もままならなくなり(二十日も待たされる)、施設にもいつ入れるか分からないなんて…。


行くも地獄、帰るも地獄。

選択肢は二つのようだが、状況でいえば一つなのだ。姉は施設の予約をした。しかし、施設へ入ることはなかった。


つづく