だいたい何でもそうですが、最初の一歩目を踏み出すと言うのは怖いような、なかなか上手く踏み出せないものかと思います。

 

 

 

 怖いのは、先が見えないからでしょうね。

 

 

 

 これを始めて大丈夫か?みたいな。

 

 

 

 「一歩を踏み出さないと何も始まらない!」なんて言うつもりは無いです。ぼくも怖いのですから。

 

 

 

 でも、怖いながらもどこかワクワクした気持ちもあります。

 

 

 

 ぼくは子どもの頃はメチャクチャ負けず嫌いで、小1くらいの時はチャリンコ乗って、遥か前方を歩く人を追い抜くのが好きでした。

 

 

 

 でも、いつからだったか忘れましたが負けるのが怖くなって、勝負に挑むことを避けるようになりました。

 

 

 

 子どもの頃だったら、授業でも遊びでも新しく始めることは多いですが、となりの席に座っている友だちより上手くいかなかったらどうしよう?とか考えて、独り細々と進めていったものです。

 

 

 

 今にして思うと、なんだか可愛げのないヤツだなと思います。

 

 

 

 ぼくにはみっつになる子がいますが、先日運動会があったんですね。

 

 

 

 プログラムの中にかけっこがあって、4人1組になって競争するものでしたが、うちの子は4人中2番目でした。

 

 

 

 よくがんばったなと思いましたが、うちの子はかけっこが終わったら、泣いていたそうです。

 

 

 

 泣きわめくのではなく、無言で涙を流していたそうなので、きっと悔し涙だったのでしょう。

 

 

 

 負けたのが悔しかったのか、或いはいつものように上手く走れなかったからなのか。

 

 

 

 おそらく生まれて初めて、誰かと競いあって、初めて負けて、悔しさを知って、もしかしたら次に競い合う機会があった際、勝負が怖いと感じるのかも知れませんが、運動会が終わっていつも以上にハイテンションだったところを見ると、きっと一日楽しかったのでしょう。

 

 

 

 悔しさも糧にしたのかも知れません。

 

 

 

 次に周りと競う機会が訪れるまで、自分に磨きをかけるに違いありません。

 

 

 

 もはや父が教えることは何も無いと、寂しさすら覚えます。むしろ私が教わったくらいで。

 

 

 

 先が見えないものは怖いのですが、どうなるかわからないから面白そう、と言うのもあるかと思います。

 

 

 

 それで走っている最中は無我夢中で、余計なことは考えなくなるのでしょう。

 

 

 

 仮に失敗しても何かしらもらえますからね。動いた方がおとく感があります。

 

 

 

 第一歩目を踏み出せないときは、なんかもらえるらしい、と思うと良いかも知れません。

 

 

 

 本当は子どものように、余計なことを考えず、最初の一歩目を楽しめたらそれが一番ですけどね。