7月は定休日を頂く事になりそうです。

つまりまぁ、そういう事です(￣▽￣)

6月いっぱいは無休営業を続けますので宜しくお願い致します。

安定の鈴木・一輝体制の鈴木の方、鈴木です。

来週は6月一週目。

毎月一週目は「オールドボトルの週」。

当店がコレクションする終売酒(1980年代以前に流通した洋酒達)から一本選び、お値打ち価格でお届けする不動の企画です。

今回は数年振りのご紹介、珍しいカシャーサのオールドボトルを‼︎

ベーリョ・バヘイロホファー(カシャーサ) 1980年代流通品(推測)

¥1200/shot

何とも珍しいカシャーサのオールドボトル！

カシャーサって何？

カシャーサ又はカシャッサはポルトガル語で「大きな複数の(ブドウなどの)房」を意味する、ブラジル原産の蒸溜酒。

原料はサトウキビである為ラム酒にも分類出来るが、カシャーサは伝統的にサトウキビの搾り汁を加水せず直接発酵・蒸溜して造られる事や、何よりブラジル政府が「カシャーサとラムは別」と公言している事から、ラムやけどラムじゃない微妙な立ち位置のお酒です。ラムの本場西インド諸島を領土化したスペインとの交易対立が原因の一つだとか...。

「ラム」とは言わねぇぞ？

的な。

1500年代にポルトガル移植者が蒸留器を持ち込みカシャーサが生まれた説が、現在は有力です。

兎に角ブラジルの国民的酒で、サンバの際にはカシャーサをベースとしたカクテル「カイピリーニャ」は欠かせません。

ブラジル国内には大小合わせて1万5千のカシャーサ蒸溜所があるとか...。

すげぇ数やな(　ﾟдﾟ)

呼称も地方によって異なり、リオを中心にブラジル全土で「カシャーサ」「カシャッサ」、ブラジル最大の街サンパウロでは「ピンガ」、南部では「アグアルディエンテ・デ・カニャ」と呼ばれます。

このボトル表記はアグアルディエンテ・デ・カニャですね(現行品はカシャーサ表記)。

星の数ほど存在するカシャーサですが、中でも「ベーリョ・バヘイロ」はカシャーサを代表する老舗ブランド！

製法の特徴は調べても調べても詳しい情報は無し。複数サイトで「ダブル蒸溜製法により丁寧に造られたマイルドな口当たりと豊かな香り」と書かれておりますが...

ダブル蒸留製法って何？そんな言葉知らんぞ。

単なる二回蒸溜の事？それとも蒸留法を変えての二段階蒸留？それとも他の特殊な製法⁇

どの販売サイトも詳しい説明はありません。

多分、酒屋さんも良く分かってないのでしょう。

南米のお酒には良くある事ですな(￣▽￣)

昔ある方がキューバのラム蒸溜所を訪れた際、蒸溜所長から直接受ける説明と、併設するミュージアムに書かれた内容が全く異なっていたそうな。

まぁ、良くも悪くも適当って事です。

嫌いやないけどね、南国ノリ。

口にすると確かにほのかに甘く優しい、マイルドな味わいです。

日本でもメジャーな「カシャーサ51」と比較するとより顕著にマイルド。

ストレートでも全然いける。

勿論、カイピリーニャにしても美しい。

オールドボトルとなると更に情報が無いのであくまで推測ですが、1980年代の品だと思われます。

30年前の地球の裏側の味。

オールドカシャーサをご堪能あれ！

来週のオススメはレア酒、カシャーサのオールドボトル！