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2017年11月12日(日)

前回同様
残念な備忘録です・・・
乱文/長文ご容赦


日曜日ということもあり
かろうじて最終便で羽田に帰ってくることができました

飛行機が予定より少し遅れて
病院に到着したのは22時半を過ぎていました

事前に連絡を入れていていたため
救急、腫瘍内科、画像技師の
受け入れ準備は整っており
到着して早々に検査を実施して頂けました

レントゲン、CT、MRIを実施

25時に腫瘍内科の主治医から
検査結果の一時判断を伺いました

下半身への影響は
前回ある程度とった腫瘍が再度拡大し
神経を圧迫しているのだろうとのこと
まだ1ヶ月しか経っていないのに・・・

今後の対応については
整形外科の見解も含めて
次の日に伺うことになりました

話を聞き終える頃には26時前
主治医、その他関係してくださった方々
そして一緒に帰ってきてくれた父
本当に感謝しかありません


★   ★   ★

2017年11月13日(月)

朝早くから整形外科の主治医からも見解を伺いました

嫌なことに
新たな展開がありました

前回取った腫瘍の更に下側にも新たに腫瘍が出てきて
神経を圧迫していたとのこと

前回の手術では背骨も一部取って
十分なスペースを確保できていたことと
前回とは逆の足の方が影響が大きかったこと
※今回は右足の方が影響が大きい

新しい腫瘍どというのも納得がいきました

対処としては
新しくできた腫瘍を覆っている骨の除去
および可能な限りの腫瘍の除去
前回と同様の手術になると

ただ今回は下半身の影響が出てから時間が経過していることから
前回ほどの改善は見込めない可能性が高いと・・・
※影響が出てから48時間以内に処置することが目安だと
 前回も伺ってました

手術はその日の緊急枠で午後からの予定
妻や家族とも相談し
もう一度手術する覚悟を決めました


その後10時頃・・・

改めて腫瘍内科の主治医から
新たな
予想外の
診断結果を伺いました・・・


前回までは背骨の 一ブロック分に
骨転移が確認できていましたが
今回のMRIの結果にて
背骨の広範囲に渡り
まだら状に転移が広がっていることが判明

胸から腰あたりまでの背骨が
まだらに色が変わってました・・・

なぜ
こんな短期間で
転移が広がってしまうのか

次から次へ伝えられる検査結果が

もう受け入れるのに

限界を感じて来ました


このまだら状の骨転移の特徴は
全身に早く広がっていくことで
特に血液系の疾患がでるとのこと

対処方法は化学療法のみ

広範囲すぎて放射線も意味がないとのこと

もう体中に広がっているのだと理解しました


そして
腫瘍内科の主治医より
突きつけられた決断は

手術の中止


体全体を考慮すると
手術は勧められないと

体への負担
手術による下半身の改善効果
手術以降の治療のタイムロス

手術と平行して
放射線や化学療法を詰めて実施できないか
色々議論しましたが
体に与える負担やリスクからは
どうしても勧められないとのこと


なぜ手術にこだわるか・・・

今日すぐに手術をしなければ
下半身が回復する可能性は
限りなく低く
今回手術をしなければ
この部分に関しての手術は行われないと

この究極の決断を30分で求められました



下半身が動かなくなる恐怖を一度味わった上で

今度は回復する見込みが限りなく低く

もう普通に生活を送ることができなくなる恐怖


ダイビング、キャンプ、ゴルフ、スキー、スノボー、バイク・・・
自分の事だけでも
まだまだやり足りないことは沢山あるのに

さらに子供と過ごす時間
子供達と公園で戯れて
運動会に出たり
部活などスポーツの事も色々教えたり

親として色々な夢を思い描いていたのに


今までやりたい目標があったからこそ

色々頑張ってきたのに


こんなにも早い段階で断念することが


悔しくて 悔しくて


あまりにも非情な決断でした



★   ★   ★

体全体の治療を優先するため

手術は断念

早急に放射線治療の計画に移りました


この日
放射線の主治医が不在とのことで
別の先生がついてくれました

今までの主治医は
話もしやすく今までの経緯をよく理解してくれていたので
新しい先生に代わることは少し抵抗がありました

方針としては当初と同様
今日から4Gy/6回が先生からの提案でした

選択しとして
一般的には、3Gy/10回
他の国の標準や場合によっては、20Gy/1回・・・などもありました
基本的には
この範囲内であれば
治療の効果や副作用について大きな差はないとのこと
なんとなくのガイドラインや実績はあるものの
結構臨機応変に選択されているイメージでした
※確立された治療だと思っていたので意外でした・・・


先生の見解として
メラノーマについては
1回の照射量が多い方が効果が高かった報告もあること
次の化学療法に早く移りたいことも考慮し

もともとの計画同様
一般的に実績もある4Gy/6回で提案されました

ただ
まだら状の骨転移の進行具合を想像すると
自分の体には
数日のタイムラグも命取りになるのではないか
不安にかられました

思考能力も低下していることを自覚する中
少しでも無駄なスケジュールがないか
もう一度よく考えて・・・


週末を考慮した場合
4回で放射線を終わらせて
翌日から化学療法が始められるのであれば

4日間も前倒しできる!

※20Gy/1回は素人的にも考えから外れましたw


気になる点は
回数違いによる放射線治療の下半身への改善効果と
化学療法を4日前倒しさせることによる効果とリスク

放射線治療の照射方法による差分については
良くも悪くも二人の先生から
それぞれ色々な意見を伺うことができて
内容はほぼ一致しており納得していました

私、素人的には
話を総合すれば4回で実施するのがベストと感じましたが
先生の反応はどちらでもよいでしょう程度・・・

4回だと5Gy照射ということで
放射線総量としては少し減りますが
影響が出る範囲ではないと


尚、この決断は化学療法が
放射線療法をの翌日から実施して頂けることが前提であり

腫瘍内科の先生に話を伺うと
当初は放射線治療の1週間後から化学療法を開始を想定していたと・・・

これも体の負担やリスクを考慮した一般的なガイドラインであって
決まりがあるものではないと

さらに今回はまだまだ新しい免疫療法ということもあり
主治医からも明確な回答が得られない

本当は先生方からの後押しもあって
自信を持って計画を立てたかった訳ですが
状況を聞く限り
確かに正解がないということは十分理解ができました・・・



本日2度目の決断


自分の提案した治療方針で進めて頂くことしました

放射線治療は5Gy/4回
翌日の今週金曜日からヤーボイ開始


自分の直感を信じることにしました


★   ★   ★

実は

元々計画していた放射線治療を
旅行の後にずらしたことを
とても後悔しました

セカンドオピニオンの先生を優先して
貴重なお話を伺えることはできたけど

もし放射線を先週受けていれば
下半身の回復も見込めたかもしれないと・・・


自分の決断は正しいのか

全く自信が持てませんでした


ただ
全体を振り返って考えたとき

自分の都合に言いように解釈すれば


もし放射線を受けて旅行に行っていたら
不自由なく楽しめていたかもしれなかったけど

逆にまだら状の骨転移の発覚は遅れて
取り返しのつかないことになっていたのかもと・・・

この骨転移はCTでは発見ができなく
MRIでしかわからなかったため
下半身に影響がでたからこそできた検査でした


これらを考えれば

最短で化学療法が受けられる
最善の判断だったと…



動かなくなった足の感覚を実感しながら



何度も自分を納得させました


後付けの言い訳でも
自分を正当化することで
少し楽になりました



まだまだ

あきらめません