こんばんは。


帰りの電車に乗り、ナゴヤに帰るところです。


今日のCTO講座、久しぶりですが良かった~、と感じました。


いつも対応いただいているアオモモさんとも元気な挨拶を、
このような機会を設けた尊敬する阿部先生から、『お久しぶり
ですね~』と、それぞれいただき、疲れや焦りも吹っ飛びました。


さて、今日のCTO講座では、三菱電機の研究開発戦略を聞きました。

テーマは、『イノベーション』と『シナジー』でした。


講演いただいたのは、上席常務執行役 開発本部長の久間様でした。
物腰の柔らかい、細かいところも丁寧に説明して下さり、非常に
わかりやすい講演でした。


6~7年前に非常に危機の状態もあったのですが、現在では、昨年で
売り上げ4兆円規模、利益1,500億までになり、利益率ではアメリカGEの
10%と比較すると少ないですが、6%台まで回復しており、2008年の
見通しは売り上げは世の中の現状で下がる見通しになっておりますが
利益額は2,000億円を目指すとのことでした。



重電・産業メカトロニクス・情報通信・電子デバイス・家電それぞれの
分野において、『選択と集中』を行った結果、勝てる商品・技術を
作る戦略と先端を行く未来の戦略がきっちりとできてるという事でした。


総合電機メーカーの強みは、『プラットフォーム』を設け、事業間には
壁のない連携を進める事で、多様な分野において強い製品・技術開発を
進めています。



利益をあげ、それを良い財務状態にすることで、次の分野に投資し、
成長する。


その為には、技術シナジー、製品シナジーを強化するという事で
バランス経営を、現在の野間口会長が取り組むようになったとの事です。


グローバルな研究開発推進体制と、集中した産学連携、オープン・
イノベーションを進めていますが、久間さまによると、『日本は
LSI開発の時に既にオープン・イノベーションを行っていた。惜しむ
らくは、狭い分野のメンバーしか集まっていなかったので、その
先がなかった』とおっしゃられていました。



知財戦略を進めると同時に、『国際標準』を常に考える体制を
目指し、国内で特許をとったとしても世界で標準になっていなければ
いけないと、代表的な技術は標準化、あるいはソースの公開を行い
産業分野においてもITのオープンソースのように広く内側陣営を
つくる政策を推し進めています。



環境に関しても基準をしっかり設けていました。



性能が良くても、品質の維持や生産コストを下げることができなければ
いけないという事で、研究・開発担当がどこで生産すれば良いかなど
情報交換を密に行っているとの事でした。



今日、一番メモとして留めしたのは、『ソリューション』です。


固有のものを寄せ集めて、ソリューションとして組み合わせてもダメで、
それぞれのコンポーネントが一流でなければ、本当のソリューションには
ならない、という信念を持たれているそうです。


私の活動の中に必ず意識していかなければなりません。



MOTに関しても、企業のMOTとは、大学院だけでは学ぶことができず、
各社それぞれがもつ固有のケースを、唯一の答えはないという前提で
提供する必要がある、との事でした。
(研修体系がしっかりしていました)



また、R&D部門のトップは、過去とは異なり経営をわかっていないと
いけない、という事で、MBA+MOT、特にMOT経営者の育成が重要とおっしゃられて
いました。
(お話の節々で相当学ばれた事がうかがえました)



持続的なイノベーションと破壊的イノベーションをバランスよく意識して
『次の技術』・『次の次の技術』・『次の次の次の技術』までパイプライン型の
研究開発体制を敷いているそうで、「『次の次』までではダメなんだ」と
おっしゃったのが印象的でした。


うーん、やっぱりナゴヤでこういう話を直に聞ける場ををつくりたい。


今後のの経済事情を考えると、こういった技術戦略をそれぞれが
出せる範囲で公開して、大企業・中小企業も学生も考える必要がある。


でなければ、3年ぐらいは沈滞してしまう。。。



またまた燃えてきた良い機会でした。


今日ぐらいはビール飲みたいです。(いつも飲んでるって;)