今日2回目のブログ更新です。


本日の中経連のセミナーでは、①産総研(中部)の説明 ②国際金融の専門家によるアジア市場と

モノづくりに関する講演 ③日本政策投資銀行による技術経営の支援 ④経済産業省 中部経済局による

イノベーション関連の資金説明がそれぞれ行われました。


この半年を振り返りながら、セミナーを聞きました。真後ろの席では、お世話になっている名古屋市の

新事業支援センターのプロジェクトマネージャー様が座ってみえて、ドキドキしてました(笑)



自分は、技術マネジメント(MOT)による、モノヅクリ優秀企業がさらに良くなるためのマネジメントを

改善する必要性を感じているので、この数年はMOTや不確実性のマネジメントに力を入れてきました。

最新のマネジメント理論に触れられる機会をいただき、「技術マネジメント講座」のお手伝いをさせて

いただくことができました。


また、「効率追求」・「部分最適」・「品質重視」では21世紀のマネジメント足りえないと思っていますので、

全体最適として「TOC(制約理論)」で生産改善や思考プロセスのツールを活用する「認定ジョナ」の資格を

取得しました。


そして、「優秀な企業の経営力」と「その企業がもつ科学力・技術力」を評価し、ファンドやM&A支援、

あるいは経営陣として経営を行えるようにと作られたNPO法人「日本技術経営責任者協議会(JETO)」が

認定する「技術経営責任者」の資格を取得しました。



さぁ、自分は何をやるんだろう? もちろんビジネスパーソン向けのキャリア支援スクールという場を

創るのは当然として、もっと、社会の価値を変えるようなイノベーションに近い事をやりたい。そして

幸せになること。


仕事ですから、「できる事」を追求すべきであって、「やりたい事・夢」ばかりを言う夢追い人で居続けては

いけない。


現実的に、IPOも視野に入れて、教育もできること、新技術や科学的マネジメント、環境・・・、健康や

食の安全・・・。 教育の場づくり・全体最適コンサルティング&ファシリテーションもできるようなこと。

そして将来は「ありがとうプロジェクト」につながる事。


1つのバリエーションが浮かびました。


ふと何回か、声をかけていただいた事のあった、「LED(発光ダイオード)などを用いた農法」です。


IT農業ともいえるもので、最近ではパソナの本社地下や、京都のおしゃれなカフェでもテストされたり

している「成長性の高いLED農法」です。


安全志向の高いユーザー・飲食店であれば、当然ながら喜んで購入してくれる。


そして、生産効率の高さ、リスク(この場合のリスクは天候などのリスク)のマネジメント、生産

プロセスの改善(TOCメソッド)や、技術開発マネジメント、科学的な経営手法。



このような企業があれば、支援しよう、ビジネスとして活性化させていこう、と考えるようになりました。



幸い、京都関連や、MOT関連の方々で、技術的な分野で詳しい方や、既にTOC研究に長けた方が

生産プロセスとしてこの農法を画期的とおっしゃっているお言葉もいただいておりましたので、「そうか!」と

思いました。


また、市場としては、「近隣○キロ以内」でできるビジネスモデルにしてしまえば売れる規模も確保できると

妙に納得しました。幸運にも自分の周囲には、「人の教育や育成をするには、まず食事から」と本気で

思っている方々が沢山居ますし、関心が高いが取り組みのできていない方達も居る。


何かビジネスプロデューサーとして「場」をつくっていければ良いのではないか、と思いました。


前述のパソナなどは、銀座の地下で農業に目覚める人材を育てて、その人達を農村へ行く将来の

プール人材としようとしているビジネスをスタートさせている事ですし、農業自体がもつ「人を育てる」と

少し違うかもしれないところはあるものの、科学と農業の融合人材を輩出する事は可能なのかも

しれません。


意外なアイデアのバリエーションで、こういったところに強みを活かす可能性があるものだと

思いました。