こんにちは。
今日は、名古屋市内の喫茶店にて、前回学んだTOC「思考プロセス」の復習をしています。
火曜日より、講座の後半を受講し、解決プロセスを実際につくり、うまくいきましたら、
TOC国際認定機関の認定「ジョナ」の資格をいただきます。
これまでの活動で、自分自身が、全体最適といいながら、いかに部分効率を最大化していたかが
よくわかりました。
対処療法的な活動では、根本は解決されず、惰性で元に戻ってしまう。
幸運にも、前職の経験で、SFA、CRM、商品企画、サプライチェーン、改革プランやコールセンターの
企画・導入、Web-EDIやeビジネスという新事業、人材採用・育成、企業クライシス対応、ブランド
マネジメントや商標規定など、企業経営におけるほとんどの経験をさせていただきましたが、
「会社で珍しい程に、全体を俯瞰して考えることのできる」経験であった半面、方針面で壁にぶち当たったり、
自分自身が担当から異動すると、元に戻ってしまうジレンマを感じていました。
その意味で、全体最適を考えた資源配分を行う意思決定、という課題の中で、全体最適を
絶対に見失わない方法として、思考プロセスが重要だと思い至るようになりました。
資源の再配分を行うには、企業・組織の全体を俯瞰した上で、さらにサプライチェーンも視野に入れた
上での全体最適を目指さないといけません。
そのための中核課題を見つけ、そこに注入すべきインジェクションを投入していく。
大幅な改革ではなくて、既存の仕組みを活かす形で、全体最適を阻害する中核課題の
発生原因である部分を、方針・測定方法・取り組み方を変えていくことが必要です。
ただ、残念なのは、「TOC」が「生産現場の改善」に思われてしまうことです。
思考プロセスを勉強している、といいますと、「ザ・ゴール」の影響で、「製造業へのソリューションですか」
と言われてしまいます。 これは「ザ・ゴール」シリーズがインパクトがあったが故の功罪だと思います。
実際には、「全体最適」という視点で、企業・組織を持つものなら、どこでも当てはまる、というのが
私の印象です。
今週、火曜日から金曜まで、最後の講座となります。
昨日、MOTの講座で講義いただいた教授が、全体的なソリューションの中で、TOCという
考え方もあり、MOTやテクノロジー・インテリジェンス・マネジメントを行う上で親和性がある、
という事をおっしゃられていました。
ちょうど、自分自身にとっての経験で行き着いた帰結が、「思考プロセス」を用いた全体最適の
運用であり、そのツールを用いて、企業内にファシリテーターとして入り、解決すべき課題に
マーケティング・MOTの考え方・ロードマップや商品企画などの方法で対処していこうと
思っています。
社会的なアントレプレナーの夢は、その実績・経験の後に積んでいこうと思います。
来週も、良い一週間を!