ただいま戻ってきました。
本年度、新規に商品企画のためのスタッフとして、初めて目的・職種別に採用する形で、ちょうど
帰省中の学生と会ってきました。
今回は、指導いただいている先生のお弟子さんである、もう一方の先生が付き添いをして下さい
ました。
自分の大学から採用するというのは、とてもウレシイ事です。
初めて会いました彼は、緊張していた様子でした。一緒に居てくれた先生のおかげですぐに打ち解けて
くれました。
初見ですが、最初はひょっとしたらちょっとパワーに欠けるかも、と思っていたのですが、企業からの
委託研究で商品企画を行った時の話や、コンシューマー中心の商品企画をしたいという事で
熱い志を持っていてくれる事、弊社の市場の事など良く考えていてくれる点など、自分から見た
場合の採用基準をはるかに超えていました。
また、話してみると本当に明るい。飲み会も好きな様子ですし、どんな状況でもやっていける強さを
感じました。
オールラウンダーを目指したいが、その為には1つプロフェッショナルな面が必要で、そのための
商品企画手法を学んでいる事や、どんな形でも経験になるという考え方は、若いのにしっかり
してる、と感じました。
自分の場合は、オールラウンドに活躍できる事を考えていますが、イマイチプロフェッショナルと
言える分野がない。性格にもよるところでしょうが、あと一歩、抜きん出ようと努力する所が足りて
いません。(昔から器用貧乏っぽい所がありました・・・)
また、「会社の中に家族的な雰囲気があるか?」、という事も、彼は相当気にしていました。
どうやら企業からの委託研究をやった時に、相当ヤラレタみたいです。
家電メーカーを最初は就職活動の候補として研究していた様子ですが、現在の手法を商品企画と
して行っている所は少なく、弊社がちょうど定着のフェーズを担う人を必要としている状況とうまく
合致しました。
これで絶対内定を保証する形に持っていこうと思います。どんな形でも採用し、半年~1年で
商品企画の重要なメンバーとして育てるつもりで周囲に働きかけていきたいです。
来週また東京に行くのでそのときに履歴書などを準備してもらうようにお願いさせていただきました。
いい出会いで、本当に良かった。
「就社」ではなく、「就職」という意識で初めて会社としても採用できると思ってマス。この「就職」と
いうところに、今回、「商品企画の手法を定着させよう」という企業のニーズがマッチしている環境に
できたのが良かったです。
帰りは満足して、本屋へ。
そこで下の2つの書籍を購入。
- マイケル・E・マクグラス, 菅 正雄, 伊藤 武志
- プロダクトストラテジー~最強最速の製品戦略
それから、「Think!」の今月号
http://www.toyokeizai.co.jp/mag/think/mokuji/20060417.html
「Think!」はロジカル・シンキングで齋藤 嘉則先生が掲載されていたのでソッコー買いしました。
MOTの授業で1日授業をしていただきましたが、完全にロジカルに、パワフルに語られた授業は
今でも鮮明に思い出すことができます。 今度はコラボレーションに関する本も執筆した様子
ですね。
- 斎藤 嘉則, 山本 直人
- コラボレーション・プロフェッショナル―ゼロベース思考の状況マネジメント
今回の「Think!」特集に書いてあり、さわりを喫茶店ですぐに読みましたが、共感するところが
とても多いです。
プロダクト・ストラテジーの方は、プロダクトを作っていく分析と、プラットフォームを作る重要さが
書いてありそうで、ハイテク系の内容が中心に書かれているみたいですが、勉強になりそう。
(チルキー先生の、「イノベーション・アーキテクチャー」に似ているような気がします)
帰りにJAZZピアノのお気に入り上原ひろみのCDを購入。
- 上原ひろみ
- アナザー・マインド
そして、衣替えのための防虫剤を思いつきで購入。最近宣伝をやっているラベンダーの香りがする
ものにしました。
↓ここからは勝手に考えている事なので読み飛ばして下さい。
「コラボレーション」に関しては、まださわりしか読んでいないのですが、特に通じるものがあります。
・サプライヤーに対する「破壊的な」コストダウンの強制
・自己完結型の製品開発戦略
・業者に対する大手企業としての発注・ムリなお願い
これらは、私が勤務する企業についても少なからず当てはまります。サプライヤーに対しての部分でも
そうですし、逆にOEM供給、採用してもらう相手(購入者)からの圧力にも同様に直面しています。
短期的な視点で考えれば、そのような点は否めませんが、それでは体力が続きませんし、国の政策で
ある「省エネ志向」の行き過ぎた目標提示に対しても、開発補助のない中でどんどん目標が設定されて
いき、独自の技術が利用できなくなってきています。
現在は、企業間のコラボレーション、消費者と連動したバイラル・マーケティングで「共創」する事が
重要であり、採算度外視での発注の連鎖(サプライヤー⇔サプライヤー)などが重視される企業風土、
文化の中では良い環境を作り上げることができません。
聞いた話では、トヨタの場合は、コストに関する要求も高いが、しっかり購買部門や設計部門が業者に
入り込んでいるとか、あるいは品質・納期を重視しているので他企業よりも守っていれば利益率が
高いという事も聞いています。Win-Winの関係です。
私も他の部門時代に痛感したことですが、本社というものは、結構下請けさんをイジメざるを得ない
環境にあると思います。コストダウンが至上命令のところはあります。しかしこんなことをやっていたら
体力のない中小企業・スタートアップ系の企業からすると、黒字倒産に追い込まれかねない状況を
生んでしまう事もあるのではないか、と思います。
これからは、共感できるリーダー&共感できる企業として考える事は、下記かな、と思います。
製品のプラットフォームやロードマップを作り、企業戦略と合わせて作る側・納入する側・購入する側、
最終的には消費する側との共創関係を作る、それには「共感」を生んで相互の利益を高い視点で
共有する。そんなことがこれから必要なのだと思います。
ではでは。今から食事をしてきます。