【関西あれこれアニバーサリー】サントリー角瓶 発売から75年   | NIKE SB VANS Supreme...

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 ■変わらぬたたずまい人気

 四角いボトルに丸いラベル、往年のファンから若者まで幅広く愛される国産ウイスキーの代表作「角瓶(かくびん)」。「輸入品に負けない国産のウイスキーを」とサントリーの創業者、鳥井信治郎氏が作り上げた逸品は今年、発売から75年を迎える。本格派のウイスキーとして根強いファンを持つ一方、最近ではソーダで割った「角ハイボール」が若者からも支持を集めるなど、世代を超えて愛されている。(秋山紀浩)

 洋酒の販売などを手がけていた鳥井氏が、国産ウイスキー事業への挑戦を始めたのは大正12年。「断じて舶来を要せず」と、国産品への熱い思いを掲げ、ウイスキーの“命”である水を求め、名水の里として名高い大阪北東部の天王山(標高270メートル)のふもとにある「山崎地区」(大阪府島本町山崎)に目を付けた。

 鳥井氏はこの地にウイスキー蒸留所「山崎工場」(現サントリー山崎蒸留所)を建設。翌13年から製造を開始した。だが、初の国産ウイスキー誕生への道のりは困難を極めた。

 ウイスキーは、最低数年間はたるで熟成させる必要があるため、すぐには収入に結びつかない。挑戦から7年目の昭和4年、やっと念願の国産ウイスキー第1号を発売するも、癖の強い味が受け入れられず、売れ行きはさっぱり。

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 だが、鳥井氏の信念はぶれなかった。「繊細でコクのある日本独特の味とは何か」。製造工程を一つずつ見直しながらさまざまなブレンドを試すこと十数年。ついに鳥井氏の理想とする国産ウイスキー「サントリーウイスキー12年」が12年、誕生した。甘い香りとコクを持つこのウイスキーの誕生で、角瓶の歴史が幕を開けたのだ。

 鳥井氏らはボトルを亀の甲羅のような文様にすることで、ウイスキーの輝きを演出するとともに、持ちやすさも備えた実用的なデザインに仕上げた。「発売当初から変わらない瓶のたたずまいも、お客さまから多くの支持をいただいている」。サントリー酒類ウイスキー部の田中嗣浩(つぐひろ)課長は、こう話す。四角い姿から「角瓶」の愛称が定着したのは30年ごろ。ただし、意外なことに商標登録は平成14年だった。

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 サントリーウイスキー12年は「ぜいたくは敵だ」という第二次世界大戦下の逆風を受けながらも着実に生産量を増加。戦後は、駐留米兵らに愛飲された。高度経済成長期にはサラリーマンの疲れを癒やす一杯として、近年ではソーダ割りにした「角ハイボール」が若い世代から往年のファンまで幅広く親しまれている。

 田中さんは「ロングセラーブランドとして、これからも進化を重ねていきたいですね」と話している。
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